熊本避難所でノロ感染!? 震災「避難生活」で気をつけるべき感染症と予防策 (1/2ページ)
ご存知の通り、4月14日に震度7の地震に遭った渦中の熊本で、避難所においてノロウィルス患者が発生するなど、地震だけでない二次的な被害の危険性が高まっています。
モノの落下や転倒だけでなく、衛生面でも生活ハードルが高くなりはじめています。
そこで今回は、医学博士の筆者が、“妊婦はもちろん、子どもとの避難生活を送るママ・パパたちが気をつけたい感性症や、その対策・予防策”についてお話していきます。
■避難生活において危険な「感染症」、水不足×脱水症状という懸念も
筆者は東日本大震災において被災経験がありますが、当時もやはり衛生面において非常に問題となりました。
特に、春は気温が上がり、かつ湿度も上昇する時期ですので、菌やウイルスにとっては活動しやすい季節といえます。
菌やウイルスは人から人へと伝播してしまいますので、特に多くの被災者が生活する避難所で誰かが感染症を発症すると、感染が相次ぐ危険性が高まります。
特に今回の地震では、冒頭でも触れたようにノロウイルスによる感染症が問題となってきております。ノロウイルスは脱水症状を引き起こしてしまうこともあるために、水不足である被災地では大きな問題となることが懸念されます。
■避難生活の感染の「何故」、避難生活では免疫が弱くなる
避難生活では、免疫が弱くなってしまうことがあります。
一般的に、免疫系とは白血球を中心とした生体防御機構のことを指しますが、その中でも特にリンパ球と呼ばれる免疫細胞が、その中枢を担っています。この免疫系は自律神経によっても調節されています。
しかし、ストレスによって自律神経系のバランスが崩れ、“免疫系”が弱くなってしまった結果、菌やウイルスを抑えきることが出来ずに、感染症を発してしまうことも考えられます。
筆者も経験がありよくわかるのですが、避難生活をしていると、「食物も少ない、水も少ない、先が見えない」といった不安が強いストレスとなってしまうのです。