名作妖艶シネマ「このセリフが悩ましかった!」(5)「女優を知り尽くした三者」座談会-その2- (2/2ページ)

アサ芸プラス

コトブキ 父と娘の禁断の愛というテーマに挑んだ「私の男」(14年、日活)ですね。父(浅野忠信)に向かって「お父さん‥‥しよう」と言うセリフは有名だけど、それ以上に「あの人は心が欲しいんだ。だからあげたんだ」という立場の逆転を表す言葉。ゾクッとしましたね。

秋本 イメージを一新させたという点では吉本多香美(44)もすごかった。ソープ嬢に扮した「皆月」(99年、日活)は忘れがたい。

──北村一輝にサラダオイルを塗りたくられて、アナルを犯される伝説の場面がありました。

秋本 セリフとしてはソープの客として知り合った奥田瑛二との濡れ場がいい。正常位で交わりながら「キスして、かき回して!」と絶叫。最後に奥田が再びインサートしようとすると「私を捨てちゃイヤだよ」と泣き出すセリフもリアルに響きましたね。

──ただ脱ぐだけではなく、脚本の質に左右されますね。

「名作妖艶シネマ「このセリフが悩ましかった!」(5)「女優を知り尽くした三者」座談会-その2-」のページです。デイリーニュースオンラインは、週刊アサヒ芸能 2016年 4/21号神楽坂恵ひし美ゆり子二階堂ふみ市川由衣エンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
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