フレンチ薬膳ノススメ 坂井美穂 #4 フレンチと薬膳が融合した訳
![フレンチ薬膳ノススメ 坂井美穂](https://image.dailynewsonline.jp/media/5/5/55776b8d410dfdc060514db7b69ff60c4ccc92b1_w=666_h=329_t=r_hs=5c8efbf4f378a7915b1da71608b22556.jpeg)
「父はフランス料理のシェフでした。家にはたくさん料理の専門書があって、私は小さい頃からその本を眺めるのが大好きだったんです。暇さえあれば、料理の写真を見ていました。病気になった父のために料理を作ったときには、きれいに盛りつけると父も喜んで食が進んだものです」「父はフランス料理のシェフでした。家にはたくさん料理の専門書があって、私は小さい頃からその本を眺めるのが大好きだったんです。暇さえあれば、料理の写真を見ていました。病気になった父のために料理を作ったときには、きれいに盛りつけると父も喜んで食が進んだものです」
薬膳を実践しようとしても、食材が手に入りにくく、日常では実践することが難しい。このままでは、薬膳はふだんの食生活から遠い存在になってしまう。そこで役立ったのが、野菜ソムリエとして身につけた野菜の効能に関する知識だ。薬膳の食材でなくても、スーパーに並んでいる食材や調味料にも効能はある。その点に気づいてから、自分流のアレンジを始めた。
「フレンチ薬膳」のベースになっているのは、幼いときに見覚えたフランス料理の盛りつけと、パリの生活で身につけたフランスの家庭料理だ。彼女の料理は見た目が美しく、そのうえ健康や美容にも役立つ。
「薬膳では、人間も自然界の一部という考え方をします。たとえば春先は、冬の間の老廃物が出てくるので、アレルギーや肌荒れが出やすくなります。そういうときには解毒作用のあるものをとり、辛味で皮膚表面にきた邪気を発散させるといいんです。こうした情報を知っていれば、毎日食べるものが変わってくるはずです。料理教室では、薬膳の一般的な知識をお話ししたうえで、実際に調理をして、みんなでいただきます」
CHER VOUS SAKAIの料理教室には、老若男女が集まって仲良く調理をするそうだ。麻布十番という一等地に店を構えてからの物語は、このあとで。
国際薬膳調理師、フレンチ薬膳プロデューサー。2006年より拠点を日本からパリに移し、モデルとしてパリコレクションなどのショーを中心に活動。現在はフレンチ薬膳プロデューサーとして、身体の内から溢れる美しさや健康を追求した様々なサービスを提案。料理教室やレストランとのコラボレーションイベント・数多くのレシピ提供・商品開発に携わる。テレビ出演等のメディア活動も精力的に展開中。国際薬膳調理師、野菜ソムリエ、パーソナルカラリストの資格を持つ。著書『かんたんフレンチ薬膳 体の内面から美しくなれるレシピ58』(主婦と生活社)。
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取材/文:加藤いづみ
コピーライター。東京都出身。成城大学文芸学部卒。広告、SP、WEBの企画、コンテンツ開発、コピーライティング、ディレクション、企業PR誌の編集・制作など。
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撮影:萩庭桂太
1966年東京生まれ。東京写真専門学校卒業後、フリーランス・カメラマンとして活動開始。
雑誌、広告、CDジャケット、カレンダー、WEB、等幅広いメディアで活動中。
ポートレート撮影を中心に仕事のジャンルは多岐にわたる。
「写真家」ではなく「写真屋」、作家ではなく職人であることをポリシーとしている。
雑誌は週刊文春など週刊誌のグラビア撮影を始め、幅広い世代の女性ファッション誌の表紙を撮影中。
http://keitahaginiwa.com/