実は発達障害とは全く異なる?「愛着障害」の特徴と子育ての意味 (2/2ページ)
・学習障害(LD)
・注意欠如/多動性障害(AD/HD)
・広汎性発達障害(PDD)
特に自閉症は人と関わるのが苦手、言葉が遅れるなど愛着障害と似ている状態になるので間違われることもありますが、自閉症は親の愛情不足などの環境要因で起こることはありません。
ただし、発達障害の子どもは親にとってはとても育てにくい子どもです。そうなるとその特性を理解できず、障害を受け入れることができずに中には虐待してしまうケースもあります。実際、発達障害の子どもが健常児と比べて4倍も虐待を受けるパーセンテージが高くなっていると言われています。
そうなると“発達障害+愛着障害”の両方が重なります。
■自分が「愛着障害かも…?」と感じたらしたいこと
どんなに小さなことでもいいので、“自分が認められる体験”を今から積むのです。幼いころに得られなかった“人から大事にされる、認められる”という経験を積んで自分に自信を持てるように回復させるしかないのです。
もし、自分が人の関係性がうまくとれず悩んでいたら、過去に時間を戻して自分の親に“育て直し”をしてもらうことは不可能ですが、まずは身近な夫婦関係において旦那さんから妻として母として認めて大事にしてもらうことで愛情を感じていきましょう。
そのためには自分からも人に愛情を注ぐことを忘れないことが大切です。そして育児においては、自分が経験したことを繰り返さないために、わが子に愛着をもち、しっかりと親子の絆を深めていきましょう。
いかがでしたか。
どういう風に育てられるかがその人の一生を決めるといっても過言ではありません。それくらい子育てって重要なことなのですね。
【参考】
※ 岡田 尊司(2011) 『愛着障害 子ども時代を引きずる人々』(光文社)
※ kristina888 / PIXTA
【著者略歴】
※ 立石美津子・・・専門家ライター。32歳で学習塾を起業。現在は保育園、幼稚園で指導しながら執筆・講演活動に奔走。自らは自閉症児の子育て中。著書に『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』『読み書き算数ができる子にするために親がやってはいけない104のこと』『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』『「はずれ先生」にあたった時に読む本』『一人でできる子が育つ「テキトーかあさん」のすすめ』