実は発達障害とは全く異なる?「愛着障害」の特徴と子育ての意味 (1/2ページ)
“愛着障害”って読んで字のごとく“人との関係性がうまく作れない障害”を指します。大人になってこの問題に苦しんでいる人も多くいます。愛着障害の症状が、目が合いにくい、言葉が遅れる、コミュニケーションがうまくとれないなど、一見、発達障害の一つである自閉症に酷使しているので両者が混同されてしまいがちですが実は全く異なります。
そこで、今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子が発達障害にも似ている“愛着障害が起こる理由と発達障害との違いについてお話します。
■愛着障害って?
乳幼児期に長期にわたってネグレクト(放置)されたことで、親との愛着を深める絆が絶たれたことで引き起こされる障害です。泣いても養育者が抱っこしてくれないなどその状態が長い期間に渡って続く場合、赤ちゃんは「泣いてもダメだ。だったらおとなしくしておこう」と本来の姿とは別の行動をとったりします。“サイレントベビー”の誕生ですね。
小さいうちは“おとなしく育てやすい子”ですが、幼稚園、小学校に入学してから問題行動を起こすようになります。衝動的・破壊的行動が見られることもあります。
成長してからも自尊心がなかったり、特定の人と親密な関係が築けなかったり、逆に見知らぬ人にも近寄りすぎたりすることあります。周りの人からどう見られているか、嫌われるのではないかとビクビクしている状態になることもあります。
オムツを替えてもらえない、お腹がすいてもミルクをもらえない、風呂にも入れてもらえない、具合が悪くても病院に連れて行ってもらえないなど明らかな育児放棄でなくても、大人が黙々と世話をするだけで笑いかけたり話しかけることをしなかった場合、また、スマホやゲームに夢中になって放置することが続くと同じような状態になることもあります。
■発達障害とは
先天的な脳の機能障害により起こる下記のものを指します。愛着障害と異なるのは親の育児の仕方や環境で起こるものではない点です。