【アニメ漫画キャラの魅力】平穏を願う奇妙な殺人鬼「吉良吉影」の魅力とは?『ジョジョの奇妙な冒険』 (2/2ページ)
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吉良吉影が追い込まれたり絶望する度に成長し、成長のたびに新たに発動する技はどれも最強。今までに出てきたボスの中でも、これだけ多くの主人公たちを倒し、絶望させたボスは数少ないと思います。
■異様な趣味
平凡を装う「吉良吉影」ですが、彼の趣味はどれも驚かさるものばかり。まず、自分の切った爪の長さを測り、小瓶の中に保存。しかも長さを記録している紙には「もう誰にも僕を止められない!」とコメントまで書かれているのです。
そしてもう一つの趣味。それは女性の手を持ち歩く事。手の綺麗な女性をただ殺すだけでなく、なんと殺してきた女性の腕から手の部分を持ち歩くのです。鞄の中に入れたり、車から降りる際には手を持ってあげたり話しかけたり、そして最後には・・・舐めます(シャブシャブ、チュバチュバ、ペロン)。正直のところ気持ち悪いです。
しかし切り取られた腕は時間が経つと腐ってしまいます。そんな時は新しく手の綺麗な女性を探し、腕だけを残して爆発させます。
■平穏を望んだ男の最後
見た目だけ別人である「川尻浩作」となった無敵の「吉良吉影」も、主人公たちに追い込まれ、物語は終わりを迎えます。劇的な人生を歩んだ彼は、主人公たちから殺される事なく、バックした救急車に跳ねられるという、皮肉にも“平凡な”死を迎えるのです。
特徴的なキャラクターの多い『ジョジョシリーズ』の中でも、特に異彩を放つミステリアスな男「吉良吉影」。理解し難い言動や謎めいた雰囲気も、そのすべてが彼の魅力です。是非、「吉良吉影」の活躍、ご自身の目でお確かめください。
【原稿作成時期の都合により、内容や表現が古い場合も御座いますがご了承下さい】
★記者:モノブロ鬼(キャラペディア公式ライター)