なぜ私だけが…May J.があの不可解な「Let It Go」バッシングの渦中に思っていたこと (3/3ページ)
◆社会現象の副作用だったのか?
いったい、あの当時のMay J.へのバッシングの風潮は何だったのだろうか?
本人も本書のなかで、“アナ雪”のブームが終わるとともにバッシングも過ぎ去ったと語っているが、社会現象の副作用のひとつとみても、ただ主題歌を歌っていただけのMay J.ひとりが大きなバッシングの矛先となってしまったことの異常性は、客観的に振り返られる現在になってなおさら不可解である。
そんなバッシングを経て、いまMay J.は『Let It Go』に対しどんな思いを抱いているのか。そして、カバーをする際にどんな気持ちや態度で臨んでいるのか。『私のものじゃない、私の歌』には、その答えが詰まっている。
彼女がいま、演歌歌手に憧憬している理由。これも非常に興味深い。
(新刊JP編集部)