アメリカの奨学金事情はどうなっているの? 日本の制度と比較してみた! (2/4ページ)
ニーズベースというのは、学生の家庭環境・経済状況などを基準に支援されるものです。
メリットベースについては、経済的援助をもたらすことで優秀な学生を集めたいという提供する側のメリット(そして学生にとっては学費が助かるというメリット)もあり、学業の成績(GPA)やスポーツでの活躍などを基準に支援されるものです。
例えば、連邦政府の提供するFAFSA(The Free Application for Federal Student Aid)はニーズベースの最も一般的な支援制度ですし、私立大学の提供する支援制度などはメリットベースのものとされたりします。
他にも、YMCA(キリスト教青年会)が優秀な成績を収め、またリーダーシップなど個人的に優れた資質を持つ学生に奨学金を提供するなどもあり、アメリカでは実に多種多様な奨学金・給付金が用意されているのです。また日本と同じような学資ローンもあります。
ただし、返済義務なしの奨学金・給付金を受けるためには、非常に優秀な成績を収める必要があります。GPAで3.5以上の人のリストのことを「Dean's List」といいますが、そこに掲載されるほど優秀でなければそのような奨学金・給付金を獲得することはできません。そのため、実際にこれらの援助を受けるのは非常に狭き門なのです。
※GPAとはGrade Point Averageの略で、欧米で導入されている成績評価のシステム。各科目がA・B・C・D・Fで評価されます。オールAですと「4.0」になりますから、3.5というのがいかに高いハードルなのかが分かりますね。