北朝鮮、36年ぶりの労働党大会開催の狙い (2/2ページ)
息子・金正恩氏に軍部をコントロールするのは難しいと判断したのだろう。しかし、2011年に死去。
後を継いだ金正恩体制では、事実上のナンバー2だった叔父・張成沢氏が、軍から党への権力移行を進めたが、その過程で党・軍からも恨みを買い、さらに張成沢氏に権力が集中することを恐れた金正恩氏によって粛清・処刑に追い込まれる。それを皮切りに、正恩氏は、軍の高幹部などを次々と処刑して、絶対的権力を構築しようとしている。
(参考記事:金正恩氏は「人道に対する罪」で破滅の瀬戸際にある)
既に、金正恩氏に物を言える人物は皆無と言っていい。しかし、正恩氏は、それだけでは飽き足らず、父を越え、さらに今なお北朝鮮ではカリスマ性を持つ偉大な祖父・金日成に並び立とうとしている。
しかし、党大会とは少々強引な例えだが企業で言えば「株主総会」にあてはまる。例え、議論内容、決議内容が、筋書き通りとはいえ、友好国の代表団を来賓として招き入れ、明確な成果、今後の展望などを示さなければならない。
5月の党大会がお粗末な内容で終われば、金正恩氏の権威は失墜するというリスクも存在する。