82歳筆者が考える、「パソコン苦手」な若者たち...高齢者向け教室での経験から (2/5ページ)
最近の若者と、高齢者の共通点
テレビショッピングで、カリスマ的販売能力を有すると言われ、一頃その特徴あるイントネーション共によく見掛けたジャパネットたかた元社長高田明氏が、NHK Eテレの「商売繁盛の極意」で、「これから、高齢者の方にはタブレットでしょう」という発言をされていたが、筆者も予てから同じ意見を有している。
話の成り行き上、82歳の筆者のPCとの関わり合いを説明しておこう。特許事務所勤務で15年間専ら特許明細書の翻訳をやって来た。翻訳は可成り初期からワープロ専用機を経てパソコンで、英文はWord、和文は一太郎ワープロソフトを使用して、文章を作成し、TPOに応じてエアメール、ファックス、それ以前はテレックス、また最新ではE-メールなどを利用して、海外の事務所とやりとりしていた。その東京丸の内の特許法律事務所を退所した後は自営で翻訳事務所を営為し、現在も看板は下ろしていないので、その間現在まで38年ということになる。
そんな訳で、パソコンは常時傍らにあり、これ無くして筆者の生活はない、とも言える。このコラムもデスクトップパソコンで書いており、仕事関係は無論、友人その他のコミュニケーション手段も、このパソコンから発するメールが圧倒的に優勢である。また、東京から転居して、地方都市の、この海辺で暮らすようになってからは、特に書籍、それも専門書ならびにパソコン本体および関連商品(例えば、部品、ソフト、記憶媒体、周辺機器、その他の消耗品など)の購入は全てインターネットを介して済ませる。
それは、大都会とは異なって、地方都市では、商品の在庫やその入手時間のスピードなど、殆どあらゆる点においてネット通販に軍配が上がるからである。
これまで、筆者はノートパソコンを殆ど使用したことは無い。本業の最盛期に、打ち合わせその他でよく東京へ出る際に持参して、ホテルなどで利用したことを除けば...。
マシンの能力、安定性、使い勝手の良さ、全ての点、唯一携帯性を除けば、今のところ、筆者はデスクトップパソコンを手放す気は無い。しかし、この携帯性の利点もタブレットやスマホが出現して、ノートパソコンから急速に失われてしまった。