世界最先端! 九州工業大学で開発された「自律型ロボット」がすごい! (2/5ページ)
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――なるほど。
浦先生 大学で行っているロボット研究を社会で役立つロボットにつなげていかないと、そのうち大学におけるロボット研究は行き詰まってしまうのではないか、そういう思いもあります。
■「できる」のと「ニーズに応える」のは違う!
――先日発表された自律型海中ロボットについては、海洋資源探査の推進に役立つと大変注目されましたが。
浦先生 今までの資源探査では、バック(船上)に人間がいてROV(遠隔操作無人探査機)を操作して海底からサンプルを取ってくる、というものだったのですが、この自律型ロボットでは全自動でコバルトリッチクラスト層の探査を行います。
ドリリングをしてマニピュレーターでサンプルを採取することを遠隔操作でやる代わりに、現場でそこに鉱物資源があるかをその場で確認します。自動でデータを取って移動するので広範囲の探査が可能です。

↑『r2D4』。4,000メートルの深度まで潜ることのできる航行型AUV。水平分解能のよい海底の地形図を素早く作ることができます。

↑『BOSS-A』。コバルトリッチクラストの厚さを測るために作られたAUV。拓洋第五海山を観測しました。
――すばらしい成果ですね。ロボットはあちこちの現場で求められているようですが。
浦先生 介護現場や第一次産業などロボットを使いたいという場面はたくさんありますが、どこもあまりうまくはいっていないですね。それは、そもそも「人間をリプレースしよう」という考え方が間違っているからです。