故フレディ・マーキュリーの名を冠した音楽家支援の”奨学金制度”が誕生

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故フレディ・マーキュリーの名を冠した音楽家支援の”奨学金制度”が誕生
故フレディ・マーキュリーの名を冠した音楽家支援の”奨学金制度”が誕生

 英アカデミー・オブ・コンテンポラリー・ミュージック(ACM)にクイーンのフレディ・マーキュリー(満45歳没)の名を冠したスカラシップが設置された。イギリス南東部サリー州ギルフォードにある同音楽カレッジに設置されたこの奨学制度により、1人の学生が同校が開設している学士課程を受ける期間に2万7000ポンド(約420万円)相当の援助を受けられることになるという。

 フレディが生きていれば9月5日でちょうど70歳になるこの年に設置されたこの制度を、今もなおクイーンとして活躍するロジャー・テイラーとブライアン・メイも好意的に迎えている。

 同音楽カレッジに資金援助をしたり、キャンパス内には自身の名前を冠したドラムスタジオがあるなどすでになじみの深いロジャーは、「フレディの名はいろんなところで生き続けているから、彼の音楽の天才的才能を称えるこのスカラシップがあるのは素晴らしいことだよ」とこの制度を称えている。

 ギターのブライアンは「このスカラシップはずっと続くフレディとその栄光へのトリビュートになるよね。彼は若者たちが才能を開花するためにサポートされているのを見るのを喜んでくれると思うよ。もちろん、(ACMと提携している)メトロポリス・スタジオはクイーン史上とても特別なところだから、つながりを持ち続けるのは嬉しいことだよ」とコメントした。

 ACMはザ・ローリング・ストーンズ、エイミー・ワインハウス、ポール・マッカートニーら著名アーティストともゆかりの深いロンドンのチジック地区にある有名なメトロポリス・スタジオ内にもアカデミーを設けている。

 また、ACMのディレクターであるアイアン・メイデンのブルース・ディッキンソンは今回の奨学制度設置に対してフレディは幅広い世代のミュージシャンたちにとって影響を与える存在であることから、フレディの名がこの制度に使われることはふさわしいと考えているようだ。

「フレディ・マーキュリー・スカラシップは、1人の才能ある学生に素晴らしい機会を提供します。我々は、その人の背景や資格に関係なく最も可能性があり学ぶことに熱心なミュージシャンたちを探しています。この奨学制度は1人の学生が音楽業界へと進む道筋を包括的にサポートすることになります」「根底にあるオリジナルの音楽やコースにはソングライティング、パフォーマンス、製作、ビジネスといろいろな組み合わせがあることから、この奨学金がフレディの名とともに与えられるのはとてもふさわしいといえます。曲作り、パフォーマンス、ブランドを作り上げることにおいて独自の才能を示した素晴らしいロールモデルの1人として、フレディは学生たちに影響を与える存在です」 

 9月から開始されるACMのコース申し込みについては、すでに受付を開始している。

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