将来成功したいならやっておくべき「タダ働き」のすすめ (2/3ページ)
こっちも楽しくなってきちゃって、交渉を続けたら2万近くまで値切れたの。で、ついに2万でどうかとなった時に、店員が上司に相談しに行ったんだけど、上司がその店員のことをすごく怒るわけですよ。「そんな値段で売るんじゃない」と。で、戻ってきて「上司がダメだと言った」と言ってくる。結局、最初から最後まで、上司が叱るのも含めて全部芝居なんだよね。
ここまでくると「値切り交渉」も一種のエンターテインメントです。だから、値切ることに抵抗を持つべきじゃないし、値切られることに抵抗を持っちゃいけない。そうやってお金の感覚は磨かれていくわけだから。
大城:確かにそうかもしれません。しかし、先生はそうやって先輩に仕事以外のところで何か頼まれることに抵抗はなかったですか。今だったらほとんどの人が理不尽だと感じて断りそうな頼まれごとでしたが。
中谷:理不尽とは思っていなかったですね。そういう無理なお願いをこなすことで絆ができたし、工夫して解決する力をつけさせてもらえたんじゃないかな。
大城:今の時代は先輩が後輩にそういう頼みごとをしにくくなっていますよね。部下からすると「自分は会社から給料をもらっているのであって、先輩や上司からではない」ということなんでしょうけど。
中谷:僕は32歳で会社を辞めたんですけど、それまで毎年会社の忘年会の幹事をやっていた。自分なりに楽しんでやっていましたね。もちろん無償労働だけど、それが良かった。「タダ働きの楽しみ」って僕はあると思う。
忘年会は会社から予算が出るわけだけど、幹事やらスタッフは事前準備が大変だから、忘年会が終わったらスタッフだけで打ち上げをやりたい。でも、さすがにその予算は会社からは出ないから、「じゃあ忘年会で売上を出そう」となるわけ。
その場が盛り上がってなおかつ売上を作るとなると、「これはもうオークションしかない」と。ならば、みんなが盛り上がるような目玉商品がないといけない、ということでダッチワイフを買ってきて、職場のマドンナ的な女性社員から借りてきたブラウスとスカートを着せて出品したら、盛り上がった。