頻出部分は3分の1だけ!? 効率的に勉強するための参考書の使い方3選

学生の窓口



大学生になると、決まった時間割ではなくて、自分で好きなときに自由に授業を入れられるようになります。空いた時間で何か新しい分野を学んでみようかなと思う人も多いはず。 たとえば留学のために独学で英語を勉強しようと思ったり、資格取得のためにテキスト買ってみたりといろいろありますよね。今回はそんなときに役立つ「参考書の効率的な使い方」についてご紹介いたします。


■頻出部分は参考書の3分の1

あなたの勉強が試験のあるものだとすれば、これはまず前提にしておくといいでしょう。参考書に書いてある内容のうち重要部分は、3分の1程度しかありません。もちろんその他がどうでもいいわけではなくて、重要部分の3分の1がその分野の骨格知識であり、試験の頻出部分だということです。

新しい勉強を始める際、細かいことまでじっくり理解しながら全てをやろうとすると、たいがいはすぐに挫折してしまいます。おすすめなのは、重要部分だけざっと全体を通して学習して身に付けることです。何度も重要部分について理解して納得していくと、その知識は次第に刷り込まれていきます。こうして重要部分を肌感覚になるまで理解してしまえば、残りの細かいところは木の枝に葉っぱを書きこむようにスムーズに理解できるでしょう。

■とにかく反復する

受験勉強のときによく先生から言われる「この参考書を○周繰り返すこと!」という言葉。1冊の参考書を何度も読み込んだり、問題集を何度も解くことは大学生になってからの学習でも同じことが言えるのです。反復することで学習効果が上がることに間違いはありません。

付け加えるとすれば、一度覚えたと思っても忘れてしまうことはあるということです。取り組んでいる勉強があなたの取っている授業と関係がなければ、より忘れやすいでしょう。でもこの場合でも反復学習にはメリットがあります。それは、反復して覚えたことは、忘れてしまっても勘を取り戻すのも早いということです。重要部分であれば、その付近の他の重要部分とのつながりがあるおかげで思い出しやすくなり、細かな部分であれば何度でも新しく知ったって構わないのです。

■「重要かどうか」は本の太字で判断

さて参考書のどこが重要部分かという点ですが、一般的な参考書であれば太字になったり強調表示がなされているはずです。カラフルな表示の方がわかりやすいという人であればカラフルな参考書でも良いですし、黒と赤だけの2色刷の方が重要部分が分かりやすくて良いという人もいます。どちらでも構いませんので、新しい勉強にトライするときには重要部分が区別しやすい参考書を選びましょう。

特に試験がないけれど、ある分野の勉強を一気にやりたいと思っている人は、参考書だけでなく、さまざまな書籍・文献を読むかもしれません。そんな場合、どこが重要部分なのかがわかりにくくなってしまいます。できれば知識の骨格部分がわかるまでは、参考書タイプを先に使っていったほうがいいでしょう。細かな部分の知識を身に付けるまでのスピードが、結果的には速くなります。

何かの勉強をしたいと思ったら、より早く効率よく学ぶ方法を実践することが大切です。手当たり次第にたくさんの参考書や書物、インターネット上の情報を漁るのではなく、最初は重要部分だけに絞って勉強をしたほうが効率よく学習できますよ。大学生のみなさんはぜひ、試験勉強や資格学習などに活かしてみてください。

(ファナティック)

「頻出部分は3分の1だけ!? 効率的に勉強するための参考書の使い方3選」のページです。デイリーニュースオンラインは、免許・資格授業・ゼミ教科書試験大学生カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る