地下鉄駅に野生のビーバーが現れた。ビーバー、抱きつくのこうげき(アメリカ) (3/4ページ)

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 ビーバーの子はその後、動物管理局の職員が近くの川に連れていき、ブロード・ブランチ・パークウェイの先のソープ・ストーン谷のトレイルに放したという。

なぜここにたった一匹で?

 しかし、どうして地下鉄駅の外の広場にビーバーの子がいるのか、まるで謎だった。人々はいろいろな理由を考えた。

 近くにある噴水の水の音に惹きつけられてやって来たものの、高すぎて水の中に入れなかったのかもしれない。

 地下鉄に乗ろうとスマートリップカード(パスモのようなもの)をチャージしようとしたけれど、機械に届かなかったのでは、とジョークを言う者もいた。

 いずれにしても、ちょこちょこと歩き回るその姿はなんともかわいらしい。ワシントン愛護協会の副会長スコット・ジアコッポによると、大人のビーバーでも単独でいるのは珍しいという。

 「本当は近くに家族がいると思うが、なにかあったに違いない。それとも何匹かいる子どもたちの中でも、この子は特に好奇心が強く、ひとりで勝手にどんどん歩いてきてしまったのかもしれない」

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 ビーバーはたいてい年に一度、1~6匹の子どもを産み、子どもは1~2年は家族と一緒に暮らしてから独立するという。その後も、だいたい半径6マイル(10キロ)以内くらいに留まっているらしい。

 最近の激しい嵐のせいで、家族と棲んでいた川の水かさが増してあふれ、この子だけが流されて家族とはぐれてしまったのかもしれない。ノースウェスト・ワシントンのブロード・ブランチ・ロード沿いのトレイルあたりから

やって来たのではないかと思っている人もいる。「この子は、このトレイルにたどりついて、ずっとそのまま間違った方向に歩き続けてしまった可能性がある」とジアコッポは言う。

 犬や猫、爬虫類、時にはアメリカクロクマなどを扱ってきた愛護協会ですら、これはとても珍しいケースであるという。これまでビーバーが町中で目撃された例はないそうだ。
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