曖昧答弁で反省の色ナシ?清原初公判に見えた”裏社会への配慮” (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

■現役時代の使用否定は球界との慣れ合い?

 もう一つの注目点だったのが「使用時期」の問題だ。清原被告は覚せい剤に手を染めた時期について「引退してから少し先です」と主張し、現役時代に使ったかと問われると「使ってません」と明言した。

 だが、同じく覚せい剤で逮捕歴のある巨人時代のチームメイト・野村貴仁氏(47)は現役時代に清原被告に覚せい剤を渡していたと証言。覚せい剤や大麻などの調達を頼まれたといい、具体的に「1998年に(清原被告は)覚せい剤を飲んで三試合連続ホームランを打っていた」とまで語っていた。

 現役時代の使用を否定したと伝え聞いた野村氏は「えっ……」と取材陣の前で絶句。「裁判を左右するようなことは言えない」としながらも、野村氏は「向こう(清原被告)は自爆したやんか。(これまでの清原被告の発言で)膝が痛いから使ったって」と清原被告の証言に疑問を呈した。

 なぜこのような食い違いが発生したのか。

「もし清原被告が現役時代から使っていたとしても、証拠でもない限りは認めないでしょう。現役時代からとなれば、ただでさえ野球賭博騒動でガタ落ちとなった巨人のイメージは失墜。野球界全体にとっても消えない汚点となる。清原被告は釈放後、何らかの野球に関係した仕事をしたいと希望しているようです。タレント業などは不可能でしょうからね。保身のためにも、野球界にこれ以上の迷惑は掛けられないわけです」(前同)

 日本プロ野球名球会の理事長・山本浩二(69)が「もちろん除名はしない。野球界への恩返しをできるようになってほしい」と清原被告にエールを送るなど球界は応援ムード。清原被告も球界に配慮して発言しているとなれば「慣れ合い」のようにも感じられる。これではファンは余計に不信感を抱いてしまいそうだ。

 判決は今月31日に言い渡されるが、果たして司法はどのような判断を下すのだろうか。

文・佐藤勇馬
※個人ニュースサイト運営中の2004年ごろに商業誌にライターとしてスカウトされて以来、ネットや携帯電話の問題を中心に芸能、事件、サブカル、マンガ、プロレス、カルト宗教など幅広い分野で記事を執筆中。著書に「ケータイ廃人」(データハウス)「新潟あるある」(TOブックス)など多数。
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