転んだ時のNGしつけ「泣いちゃダメ!」の一言が子どもの感情を押し殺す理由 (2/2ページ)
■「転ばないようにね」と転ぶ前に注意するのは過保護
“転んで泣かれては大変”、“大事な身体に傷を負わせては大変”と、走り出した子どもにまだ転んでもいないのに「転ばないようにね」と釘を刺している人がいますが、ちょっと過保護です。
子どもはだんだんと臆病になって、挑戦意欲がなくなります。
また、ママ友の子ども達と遊ぶ時も、喧嘩をまだしていないうちから「仲良く遊ぶのよ」と前置きのように注意するのもよくないです。
もし、声をかけるのならば、事が起こってから対応しましょうね。
■一番GOODなのは「大丈夫?痛かったね」の共感
「あんなに走って転ばないかな」と思っても見守りましょう。子ども自ら、“転ぶ失敗体験”を通してどうやって走れば転ばないか学習できるからです。
そして、もし転んだ時は「大丈夫?痛かったね」と共感してあげるのことが大切。
また、痒みの場合も同様です。痒みは、痛みよりツラいと言います。あなただって蚊に刺されたとき「掻かないで我慢しろ」と言われたら耐えられないはずです。
アトピー性皮膚炎で痒がっている時は「ひっかいちゃダメ」と禁止するよりも「痒いよね。でも引っ掻くと皮膚がますます悪くなるので、ポンポン叩いてまぎらわそうね」と言いましょう。
いかがでしたか?
実にいろんな対応がありますが、声をかけることはとても良いことです。やってはならない対応は“放置して無視する”ことです。
マザーテレサの言葉「愛の反対は憎しみではありません。愛の反対は無関心です。」
愛から最も遠いのは、相手の苦しみの心を閉ざす無関心、ここからは愛は生まれないという名言です。
子どもが転んでもスマホに夢中なママ。転んで訴えてきても「うるさいなあ」と言わんばかりに無視、こんな風に絶対に放置することだけはしないようにしましょうね。
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※ Kalinovskiy / O M – Shutterstock
【著者略歴】
※ 立石美津子・・・専門家ライター。32歳で学習塾を起業。現在は保育園、幼稚園で指導しながら執筆・講演活動に奔走。自らは自閉症児の子育て中。著書に『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』『読み書き算数ができる子にするために親がやってはいけない104のこと』『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』『「はずれ先生」にあたった時に読む本』『一人でできる子が育つ「テキトーかあさん」のすすめ』