バイトやサークルの指導に使える! 後輩がうれしくなる「ほめ方」のポイント3つ
サークルやバイトでなにかの指導をするとき、後輩をほめるのが「むずかしい」と感じたことはありませんか? 人をほめるのには慣れが必要と言います。うまくほめることができると人間関係がよくなり、いつの間にか自分もほめられることが増えるかも……! 今回は後輩を上手にほめるコツとして、「成果とプロセス」についてご紹介します。
■「頭いいね」より「がんばったね」
たとえば、サークル内で募集していた新企画案が採用されることになった……。そんなときにかけられてうれしいのは、「おめでとう、さすが〇〇君だね」なのか「おめでとう、徹夜で一生懸命考えていたもんね」のどちらでしょうか。また、無茶な仕事を何とかやりおえたときに先輩から「間に合わせてくれてありがとう」と言われるか、「他の人と連携して何とかやってくれてありがとう」と、どちらがより心に響くでしょうか。
どちらもうれしいかもしれませんが、後者の「がんばり」を認めてもらえた方がよりうれしくなるのではないでしょうか。このように、ただ成果や能力を褒められるよりも、プロセスをほめられたほうがうれしく感じるものです。子どもがテストで95点を取ったときに「頭いいね」とほめるより、「がんばったね」とほめましょうというのと同じです。
■心に響かないほめ方はNG
ほめることが難しいと思われる原因は、ほめないのはもちろんNGだけどほめても相手がよろこんでいないと感じられることにもあります。がんばるのが当然、と思っている人には人気が集まりませんが、「すごいね!」「天才だね!」「さすがだね!」などと成果を大仰に褒め過ぎても効果が薄いのです。ほめるというのは、「成果をほめないのはもちろんNG、でもピントのずれたほめ方もNG」という難しい技術なのです。
■うまくいっていない人には冷静な指摘も
うまくいった人に対してほめるには上記のように「成果よりプロセス」をほめるのがいいでしょう。ただし、うまくいっていない人に対しては注意が必要です。
うまくいっていない人というのは、成果が出ていない人のことです。その人に対して「がんばったね」とただプロセスをほめてしまうと、「あなたには高すぎる目標でした」と伝えているようにも受け取られてしまいます。必要なのは、「成果が出るにはどうすればいいか」を冷静に見つめて教えてあげることかもしれません。具体的にどう行動すればいいのか、相手ができる範囲のアプローチを考えてみましょう。
いかがでしょうか。やはり上手にほめるのは難しいと感じたかもしれませんね。実際にやってみると、相手を普段からよく観察していないと「プロセス」をほめることはできないことに気づきます。大学生のみなさんも、バイトやサークルの後輩をほめるタイミングがあるときは参考にしてみてくださいね。
(ファナティック)