バイトやサークルの指導に使える! 後輩がうれしくなる「ほめ方」のポイント3つ (1/2ページ)
サークルやバイトでなにかの指導をするとき、後輩をほめるのが「むずかしい」と感じたことはありませんか? 人をほめるのには慣れが必要と言います。うまくほめることができると人間関係がよくなり、いつの間にか自分もほめられることが増えるかも……! 今回は後輩を上手にほめるコツとして、「成果とプロセス」についてご紹介します。
■「頭いいね」より「がんばったね」
たとえば、サークル内で募集していた新企画案が採用されることになった……。そんなときにかけられてうれしいのは、「おめでとう、さすが〇〇君だね」なのか「おめでとう、徹夜で一生懸命考えていたもんね」のどちらでしょうか。また、無茶な仕事を何とかやりおえたときに先輩から「間に合わせてくれてありがとう」と言われるか、「他の人と連携して何とかやってくれてありがとう」と、どちらがより心に響くでしょうか。
どちらもうれしいかもしれませんが、後者の「がんばり」を認めてもらえた方がよりうれしくなるのではないでしょうか。このように、ただ成果や能力を褒められるよりも、プロセスをほめられたほうがうれしく感じるものです。子どもがテストで95点を取ったときに「頭いいね」とほめるより、「がんばったね」とほめましょうというのと同じです。
■心に響かないほめ方はNG
ほめることが難しいと思われる原因は、ほめないのはもちろんNGだけどほめても相手がよろこんでいないと感じられることにもあります。がんばるのが当然、と思っている人には人気が集まりませんが、「すごいね!」「天才だね!」「さすがだね!」などと成果を大仰に褒め過ぎても効果が薄いのです。ほめるというのは、「成果をほめないのはもちろんNG、でもピントのずれたほめ方もNG」という難しい技術なのです。