「中国人犯罪」最前線をチャイニーズマフィア元幹部が激白!(1)億単位の犯罪マネーで正業に (1/2ページ)

アサ芸プラス

「中国人犯罪」最前線をチャイニーズマフィア元幹部が激白!(1)億単位の犯罪マネーで正業に

 爆買いで日本にカネを落とす中国人観光客がいる一方で、日本人を食い物にする中国人の犯罪組織が存在する。違法薬物の蔓延や頻発する強盗事件のウラで暗躍する彼らの実態を、チャイニーズマフィアの元幹部が不敵激白! 目的を果たすためなら殺しもいとわない凶悪手口に震撼せずにはいられない。

 5月5日の未明に事件は起きた。和歌山市内の携帯電話ショップの入り口に乗用車が突っ込み、数人の男が侵入。iPhone104台(約965万円相当)が盗まれたのだ。数年前からスマートフォンの大量盗難が相次いでいるが、荒っぽい犯行手口は変わらない。

「中国系かブラジル系のいずれかでしょうね。俺も3年ほど前まで盗品関係をいじっていましたが、都内にある元締めの中国系貿易会社が、中古なら5000円程度、新品なら1万から2万円で買い取ってくれるんです」

 こう語るのは、チャイニーズマフィア元幹部の趙強氏(38)=仮名=。11歳の時に、中国残留孤児2世の父親と中国人の母親、2人の兄弟とともに来日し、現在も国籍は中国のままである。身長は175センチほどで、がっしりとした体躯。一見、カタギ風だが、えぐるような冷たい眼光に、「マフィア」の片鱗がのぞく。iPhone窃盗の裏事情について、こう続ける。

「もちろん業者は盗品であることを承知で買い取り、海外に流している。表向きは正規の株式会社ですが、裏のオーナーは中国の“東北マフィア”の大物です。埼玉に盗品のiPhoneやバイクを集めた彼らの倉庫があるんですが、それを嗅ぎつけた別のマフィアグループが襲撃し、根こそぎかっぱらったなんてこともありました。もちろん、表ざたにはなっていませんが」

 残留孤児系の不良集団といえば「怒羅権」が有名だが、趙氏は中国東北部出身者たちの親睦会の一つ「Yグループ」に籍を置き、怒羅権とは一定の距離を保ってきた。

「親睦会という名のマフィアですけどね(笑)。幹部メンバーは同郷の親戚筋のみ。かなり遠い親戚もいますが、大きく言えばファミリーです。基本的に中国人って“血族”しか信用しないんですよ。だから、日本人のメンバーも多く、出身、出自もバラバラの怒羅権には違和感があったんです。

「「中国人犯罪」最前線をチャイニーズマフィア元幹部が激白!(1)億単位の犯罪マネーで正業に」のページです。デイリーニュースオンラインは、中国人犯罪チャイニーズマフィア週刊アサヒ芸能 2016年 5/26号窃盗犯罪社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
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