【立教理科工房の実験シリーズ 第1弾】超簡単に「陽炎」を発生させる方法【学生記者】 (2/3ページ)

学生の窓口

このとき、砂糖が水を吸収して、濡れたようになるはずです

6. コップの横から、穴のあたりを観察しましょう。陽炎みたいに、穴の周りがもやもやしています!もやもやした液は、コップの底に沈んでいきます。



◆どうしてもやもやするの?

この「もやもや」の正体は、砂糖水です。
水に限らず、身の周りにあるすべてのものには、斜めに入ってきた光の進路を曲げる働きがあります(※1)。これは「屈折」と呼ばれる現象です。そして、光の進路がどのくらい曲げられるかを表した値が「屈折率」で、この値が大きいほど、光の進路を大きい角度で曲げます。

水に砂糖を溶かすと、屈折率が変わります(※2)。実験では、水と砂糖をかき混ぜず、自然に溶かしていくことで、砂糖水の濃度にムラができるようにしました。

砂糖水の濃度が低いところでは、屈折率が低めになり、逆に濃度が高いところでは、屈折率が高めになります。そのため、ムラがあるところで光の進路がぐにゃっと曲げられて、もやもやしたように見えるわけです。

ここでは、砂糖水を使って実験しましたが、空気中でも同じ現象が起こります。

テーマにもある「陽炎(かげろう)」は、その例のひとつです。これは、空気が部分的に温められる(または冷やされる)ことで、空気の密度に違いが生じ、それが屈折率の差になって、光の進路がいろいろな向きに曲げられることで起こります。

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