マーベル最新作『デッドプール』はすごくすごく人生ポジティブなきもちになれる映画!!極力ネタバレなしレビュー (1/5ページ)
さあいよいよ『デッドプール』がやってきました!極力ネタバレなしのレビューです!「極力白紙で観たい!」という方はここから先は読まないことをおすすめします!ただ一言だけ言います。すごくすごく人生ポジティブな気持ちになれる映画です!
・アクションがすごい
・お下劣ジョークが笑える
・映画ファンやアメコミ好きがニヤリとするようなトリビア、ネタがいっぱいで楽しめる
・音楽の使い方が秀逸
と、作品自体が面白いことは間違いないのですが、この映画はとにかくデッドプールを愛すべきキャラとして見事に描き切りました。
ストーリーは昨今のアメコミ・ヒーロー映画が問題提議するような「正義とは何か?」的な重いものではなく、極めてパーソナルな復讐劇であり、主人公が観客に語り掛けるというギミックを使っているので、一人称視点で感情移入しやすいのです。
また、マスクで顔を全部覆ったキャラというのは「あのマスクを被れば、僕もあのヒーローになれるかも」という気持ちの効果も働いて、より自分を投影しやすいそうです(だからスパイダーマンやアイアンマンは世界中の子どもたちに人気なのです。あのマスクの下に自分の顔があると想像して楽しめるから)。
そして、主人公は逆境に置かれ悲惨な運命に見舞われているわけですが、それを笑い飛ばしながら前に進もうとする狂気と紙一重の前向きが心地よいのです。
考えてみれば、コミックスの方でもデッドプールの人気の秘密はこの妙なテンションが生み出す"前向きさ"だったのかもしれません。頭いいんだか悪いんだかわからない、かっこいいのかドジなのかわからない、めちゃくちゃだけどキメるときにキメる、本当はすごく醜い顔なのにCOOL!。ペーソスと奔放さのバランスが絶妙なのですね。