6人に1人が経済的に苦しい……大学生なら知っておきたい日本の「貧困家庭」の現状 (2/2ページ)

学生の窓口

貧しければ、栄養価の高い食事、バランスの取れた食事を取ることができず、発育が遅れます。また、怪我をしたり病気になったりしても、すぐに病院へ行くことはできません。

さらに一番の問題は、勉学に励む機会を奪われることです。奨学金の制度がいろいろあるとはいえ、学生になることと、就職することではかかる金額が大きく異なります。家庭を圧迫しないために、進学の道を諦める人も少なくありません。進学の道を諦めれば、そのぶん就職先の選択の幅も狭まるのが現状。十分な収入が得られない企業に入ってしまった人が親となると、また新たな貧困家庭を生む可能性も大いにあります。この負のスパイラルを断ち切るためには、子どもたちを貧困から救うしかないのです。

数字の上では好景気になりつつある日本ですが、このようにまだまだ貧困の影は色濃くあります。大学生のうちから日本経済に興味をもち、表面上の数字だけでなくもっと深くまで社会の動きに関心が持てるようになっておきたいですね。

(ファナティック)

「6人に1人が経済的に苦しい……大学生なら知っておきたい日本の「貧困家庭」の現状」のページです。デイリーニュースオンラインは、ライフハック景気貧乏勉強子どもカルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る