他の大学生と差をつけろ! 会話が自然と盛り上がるテクニック「チューニング」とは?

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大学生活では高校生のときと比べてさまざまな人との出会いがありますよね。誰でも自分とテンションの近い人と会話するのは楽しいものですが、そうでない人とも楽しく会話することができれば、もっと人間関係が広がると思いませんか? 今回は、話すテンションを相手に合わせて会話を盛り上げるコツをご紹介します。

■相手のテンションに合わせる「チューニング」

もしも自分が興奮気味に「昨日のオリンピック水泳、見た!?」と聞いたときに、相手から「はあ、まあ……」という返事が返ってきたとしたらどうでしょうか。それ以上会話を続けたいとは思わないはずです。それだけでなく、今後もあまり話題を振りたくないと思うかもしれません。

相手に気持ちよく話をさせたい場合には、仮に自分が本当は興味のない話だったとしてもテンションを合わせることが大切になってきます。これをチューニングと呼びます。

チューニングは簡単で、相手が楽しそうに話していればこちらも楽しそうに聞く、悲しそうに話していれば悲しそうに聞くというだけです。誰でも自分の気持ちに同調してくれれば嬉しいと感じるので、簡単に相手の自分に対する心象をよくすることができます。

■クレーム対応とチューニング

ただ、アルバイト先でのクレーム対応など、話し相手が自分に対して怒っていたり文句を言ってきている場合には、気を付けてチューニングをする必要があります。

チューニングの基本から言うと、相手が起こっているなら自分もその事象に対して怒りを露わにするということになりますが、怒りの対象が自分だとおかしなことになりますよね。そこでチューニングの対象を相手の怒りではなく、相手が抱いている「この怒りをわかってほしい」という気持ちにしてみましょう。「あなたが怒るのはもっともです」という「受容と共感」の気持ちになることで、チューニングができている状態と言えます。

クレームの場合は、相手の怒りをいったん全て受け止めることが大切になります。相手が見当違いのことを言っているとしても、全て聞き終えて落ち着いてから対応を考えましょう。いったん受け止めることによって、相手の怒りは収まります。その上でこちらに非があるならば素直に謝り、相手に勘違いがあるなら諭してあげる必要があります。

■チューニングの応用

単に相手の感情に同調するだけでなく、応用もできます。

それは相手が抱いている感情を代弁してあげるという技術です。たとえば相手が悲しんでいる場合、その出来事に対してこちらが怒りを表現してみてもよいでしょう。相手の話をよく聞くことが前提になりますが、「あなたの話を理解しました。そしてそれは大変ひどいことでしたね」という気持ちの表現として的確なチューニングになります。

相手のテンションに合わせるというチューニングは、うまく使うことで日常のいろいろな場面で役立ちそうです。ぜひ活用して、大学生活での1つ1つの出会いをよりよいものにしていってください。

文●ファナティック

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