「プロ野球セ・パ」覆面フルスイング座談会!(2)巨人・高橋新監督が注目されない理由 (1/2ページ)

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「プロ野球セ・パ」覆面フルスイング座談会!(2)巨人・高橋新監督が注目されない理由

C それにしても、このO氏ジュニアの逮捕といい、野球賭博問題といい、清原事件といい‥‥。巨人はグラウンド外のスキャンダルで何かと話題を振りまいているけれど、肝心のペナントでは何だかんだで上位に食い込んでいるよな。

D ええ。ただし、球団にとって頭が痛いのは、高橋由伸新監督(41)にあまりスポットライトが当たらないことです。とにかく、この新監督は滑舌が悪く、試合後の囲み取材でも正直に言えば、かなりのぶっきらぼう(苦笑)。だから、メディアは監督ネタをあまり扱わない。チームのメディアへの登場を極力増やしたい球団としては、本来なら由伸監督に「もっと報道陣に協力しなければダメだ」と注意したいところでしょうが、なかなかそうもいかないのが現状です。

A そのヒントは、これまで高橋監督が巨人一筋で歩んできた道のりにあります。97年のドラフトで、ヤクルトを逆指名することが九分九厘決まっていながら土壇場で家族からの説得があって巨人入団へと気持ちが傾いた。ハッキリとした裏付けを取ることは難しいですが、一説によれば、不動産事業に失敗して多額の借金を抱え込んだ実父のために当時、水面下で巨人側がポーンと全額返済したという話が複数の筋から聞こえてきています。まあ、球界では有名な話ですが‥‥。

B しかもだ。昨オフだって原辰徳前監督(57)が退任し、次の指揮官がなかなか決まらない時、現役だった高橋に引退を迫って新監督就任への外堀を埋めた。そういうさまざまな経緯があって負い目があるから、球団としては高橋監督にはなかなかはっきりモノを言うことができないわけです。

C ある意味、球団がコントロールできていないというのはちょっと情けないよなあ。チームが好調なうちはいいけれど、負けが込んできたらビシッと言わなきゃいけない時が必ずやって来る。それでも“放置プレー”のままだったら、意思の疎通も後々にうまくいかなくなるのは目に見えているよな。

「「プロ野球セ・パ」覆面フルスイング座談会!(2)巨人・高橋新監督が注目されない理由」のページです。デイリーニュースオンラインは、週刊アサヒ芸能 2016年 6/2号高橋由伸原辰徳阿部慎之助プロ野球スポーツなどの最新ニュースを毎日配信しています。
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