「日本で海岸線から一番遠い地点」佐久市の山の中が、日本中から人が集まる観光名所に (1/2ページ)
今年の夏は暑くなりそうだ、と噂されている。本当かどうかはともかく、準備はしておいた方が良いかもしれない。エアコンのフィルターを掃除しておくとか、冷蔵庫の調子をチェックしておく......なんてことも、早めにやっておくにこしたことはない。
いよいよ我慢できなくなったら、海水浴にでも出かけよう、と思っている人も多いだろう。海までの道のりや交通手段も想定しておいた方が良さそうだ。日本は島国だから、行こうと思えば海なんて近いはず......と思いきや、海なし県はけっこうある。
「いったい海から一番遠いところはどこだろう?」、そんな素朴な疑問を抱いた大学生がいた。そして国土地理院に問い合わせたのだという。そこで国土地理院の職員が計算してみた。1996年のことだ。
その結果は?
静岡県富士市田子の浦港まで〇〇〇km?日本で海岸線から一番遠い地点(佐久市ウェブサイトより)
国土地理院の職員が出した結果は、長野県佐久市の山の中だった。群馬県南牧村との境界に近い山の斜面である。長野県と群馬県の境と聞いて、「なるほど」とうなずく人もいるかも知れない。
ここから、静岡県富士市田子の浦港まで114.853km、新潟県上越市直江津まで114.854km、神奈川県小田原市国府津まで114.861km、新潟県糸魚川市梶屋敷まで114.866.km、だという。
海から114 km離れた、「日本で海岸線から一番遠い地点」は、長野県佐久市田口榊山の国有林の中。北緯36度10分36秒、東経138度34分49秒、標高1200mが、正確な場所だ。
2015年10月、長野市にある県公共嘱託登記土地家屋調査士協会は、GPS(衛星利用測位システム)を使って、基準点の丸い金属板を埋め込んだ。ここに到達した人には、佐久市から認定証も発行される。