和食と洋食で違う! 大学生のうちから知っておきたい、正しい魚の食べ方

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肉料理よりもヘルシーで、さっぱりとした味わいを楽しめるのが魚料理の魅力です。女性人気も高いメニューですが、一方で「正直、どうやって食べればいいのかわからない……」なんて大学生も多いのではないでしょうか。今回は正しい魚の食べ方について、「お箸編」と「ナイフ&フォーク編」に分けて紹介します。

■お箸編(和食×魚料理

和食に魚料理はつきものです。焼き魚や煮魚など、お箸で上手に食べたいですね。魚を食べる際には、まず中骨に沿って箸を入れて身をほぐしておきます。この状態で上身を食べましょう。魚の半分を食べ終わったら、お箸で中骨を持ち、残りの身から切り離します。取り除いた骨は、お皿の上、隅の方に寄せておくのがマナーです。「お箸だけで上手に骨を切り離す自信がない……」という方も、安心してください。このときは、手を使っても大丈夫。お箸を持っていないほうの手で魚の頭をしっかりと持っていれば、骨を取り除くことは決して難しくはありません。汚れた手はおしぼりでさっと拭いておきましょう。あとは上身と同じように下身を食べればOKです。

■ナイフ&フォーク編(洋食×魚料理)

「魚料理」×「お箸」の組み合わせもなかなか難しいですが、「魚料理」×「ナイフ&フォーク」の組み合わせはなおさら戸惑ってしまう学生も多いはず! 洋食の魚料理といえば「ムニエル」ですが、こちらは切り身以外にも、一尾丸ごとで提供されるケースもあります。こんなときにも美しく食べられるよう、知識を頭に入れておきましょう。

まずナイフとフォークを使ってひれを取ったら、お皿の奥の方へと避けておきます。次に、魚のお腹部分に切れ目を入れておきます。このときに、フォークで魚の頭を押さえておきましょう。頭から尾の方へ向かって切れ目を入れやすくなるはずです。次に中骨に沿って、上から切り込みを入れていきます。これで魚の上身、手前半分が切り離せる状態になっているはずです。ナイフとフォークを使って上身手前半分をお皿の手前に移動させたら、この部分を食べます。食べ終えたら、同じように上身の奥側半分も食べます。

上身を食べ終えたら、中骨を取り除く作業に取りかかります。フォークは魚の頭の付け根に入れ、ナイフは中骨の下をくぐらせます。身から骨を取り除けたら、ひれと同じようにお皿の奥にまとめておきましょう。あとは下身を上身と同じ要領で食べていけばOKです。

■両方に共通するNG……ひっくり返しては駄目!

和風でも洋風でも、魚を食べるときにぜひ頭に入れておいてほしいのが「ひっくり返すのはNG」ということです。上身を食べ終えたら、ひっくり返して残りを……としている方はいませんか? これはマナー違反なので、注意しましょう。

また同様に、魚の小骨を口の中から手で取り出すのもNGです。魚の骨は、口に入れる前に取り除くのがベストですが、食べてみて初めて気付く小骨もあるもの。こんなときには、口の中から魚の骨のみを箸やフォークを使って取り除きます。骨と一緒に食べかけの身まで取り出さないよう気を付けてください。

魚料理は好きだけれど、食べ方に自信がない……なんて方は、ぜひこの機会に「どこに出ても恥ずかしくない魚の食べ方」を身に付けてみてはいかがでしょうか。「百聞は一見にしかず」の言葉通り、自分自身で一度やってみるとどんどん身に付きますよ。

文・ファナティック

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