将来後悔しないために! 学生のうちから知っておきたい老後生活の「格差」とは?

大学生のみなさんは、将来にむけて貯金をしていますか? 総務省の実施した2013年家計調査報告(ふたり以上の世帯が対象)によると、1世帯あたりの平均貯金額は1,739万円という驚きのデータとなっています。学生にはまだあまりピンと来ない数字かもしれませんが、なんとなくとても高額に見えますよね。今回は、平均貯金額が高額になっているからくりと、高齢者の貯蓄について考えてみます。
■1世帯あたりの貯金額が1,739万円!?
1世帯あたりの貯蓄額を分布で見てみると、30~39歳の平均貯蓄額は628万円であるのに対し、60歳以上の世帯では約3分の1が2,500万円を超えています。もちろん60歳以上の世帯では子育てや住宅ローンが終了している世帯が多いため、子育て世代である30代とは異なり、これから負債が増えていくことはありません。ですから、この世代間格差は広がりつつあります。富裕層の貯蓄額があるために、1世帯あたりの貯金額の平均がグッと引き上げられているのです。
■60歳以上の世帯の貯蓄現在高は格差拡大傾向
ただ、60歳以上の世帯の全てが富裕層なわけではなく、高齢者世帯においても格差が見られます。実は、60歳以上の世帯においても貯蓄現在高が500万円未満の世帯が約2割いる一方、2,500万円以上の世帯は3割を超えています。高額貯蓄の世帯で最も割合が多いのは6,000万円以上の世帯で、そこだけで2割近くを占めています。とくに会社を退職し、年金も低額で、かつ住まいの賃貸支出のある高齢世帯の生活は厳しくなっています。
■満足度の高い老後を送るために
貯蓄額と簡単に比較することはできませんが、健康や生活への満足度に関しても高齢者の中には格差があるようです。若いうちから歯の健康や体のメンテナンス、健康診断をちゃんと受けてきた人は、健康な生活習慣が身についていることが多いものです。また、夫婦で旅行に出かけたり、日々の生活を楽しんだりしている高齢者は健康寿命も長くなるでしょう。
人生を振り返って、「あのときあの選択をしていれば……」と後悔することは誰にでもあるものです。しかしそのときの選択も、自分自身がやったことには違いありません。後悔するよりは、ちゃんと受け入れた上で「これからどうするか」を建設的に考えるクセをつけましょう。そうすることで、結果的には人生の満足度を高めることができます。
今の日本では将来に不安のある若者が多く、実際に高齢者の貯蓄格差を見ていると特にそう感じてしまうものです。しかし、地道にコツコツと働いてお金を貯蓄していけば、満足のいく人生を送ることも可能です。まだまだ若い大学生、今から少し先の未来のことを考えておくのもいいのかもしれませんね。
文・ファナティック