天才テリー伊藤対談「毒蝮三太夫」(4)もう聖火ランナーを狙いましょうよ (1/2ページ)

アサ芸プラス

天才テリー伊藤対談「毒蝮三太夫」(4)もう聖火ランナーを狙いましょうよ

テリー まむしさんといえば、やっぱりTBSラジオの「ミュージックプレゼント」。何なんですか、あのお化け番組は!

毒蝮 もう47年も続いてるんだってね。

テリー また他人事みたいに(笑)。いつから「ババア、死ね!」みたいなことを言いだしたんですか?

毒蝮 「死ね」とは言ってないよ! 「くたばりぞこない」って言っただけ。

テリー ほとんど同じじゃないですかッ(笑)。

毒蝮 いつからってのは、よくわかんないな。最初にスタジオで相手をしてくれた(パーソナリティの)近石真介さんは、昭和48年頃だって言うんだけどね。

テリー へえ、何かきっかけがあったんですか?

毒蝮 その年に俺のおふくろが死んだんだよ。で、そのあとの中継に、おふくろと同じ年のばあさんがいて、「俺のおふくろは死んだのに、このババア元気だな」って言ったらしいんだ。こちとら貧乏長屋の育ちだから、「おばあちゃん」なんて言わないから。

テリー 僕が育った築地も、みんな「ばあさん」とか言ってましたね。

毒蝮 一種の愛称だよな。俺なんか親父に「隣のババアが固まってないか(=死んでないか)見てこい」って言われて、行った先のババアに「固まってねえよ、バカ!」って怒られたりしたけど(笑)。まあ、そういう下町文化の“かまい合い”、その感じでしゃべっちゃったわけだ。そうしたら、とたんに馬に食わせるほどの抗議の山!

テリー 来ましたか!

毒蝮 うん。「あんなヤツにババアと言われたらかわいそう」「クビにしろ」‥‥100本電話があったとしたら、99本が抗議。でも残り1本、「おもしろくて胸がスーッとした」っていうのがあったらしくて、それで命がつながったみたい(笑)。

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