【プロ野球】”タナノミクス”発動?佐藤勇、雄星、光成の三本の矢で西武は景気回復へ (2/2ページ)
■いよいよ覚醒の時、きたる
二本目の矢は菊池雄星(写真)。あらためめて語る選手ではないが、楽天戦の2戦目に登板すると、7回を88球で抑えてみせた。
同じ左腕の後輩が前日に素晴らしい投球を披露していただけに、発奮するとは思ったが、見事に先輩のメンツを保った。
今季は開幕投手を任されるも、例年と変わらないピッチングを続けてきたが、5月に入って人が変わったかのような投球を見せている。
いよいよ本領発揮か。真価が問われる交流戦になりそうだ。
■甲子園優勝投手がプロの名投手の系譜に
三本目の矢は高橋光成。今季は期待されていた開幕ローテ入りこそ叶わなかったが、徐々に調子を上げてきている。
その証拠が、楽天の3戦目で見せた完封劇。楽天打線を散発の3安打に封じ、12個もの内野ゴロを打たせた。三振は9個と惜しくも2ケタに届かなかったが、進化を感じさせる勝利となった。
またこの完封勝利には、現ヤンキースの田中将大以来の「高卒から2年連続」という肩書きもついてきた。こうなったらもう、名投手の道は約束されたも同然。
■若手ビッグ3がチームを変える!
今季は岸孝之の離脱や十亀剣の不調など、実績のある先発投手に泣かされてきた西武。しかしここに来て、孝行息子が現れてくれた。
また、ここのところ西武は、若手野手は育つが投手が育たないと言われてきた。しかしこの3人には、その潮目すら変える力があると信じている。
それが叶った時、西武は再び「投手王国」という好景気に湧くはずだ。そして「黄金期」という名の、バブルが来ることを願って止まない。
文=森田真悟(もりた・しんご)