【プロ野球】広島は交流戦が苦手?過去の傾向と今シーズンの対策に迫る (1/2ページ)
ついに開幕したセ・パ交流戦。2005年に始まった交流戦だが、昨年までの戦績は、865勝774敗53分と、パ・リーグがセ・リーグを圧倒している。
昨季もセ・リーグ首位を走っていたDeNAが交流戦で大失速して、結局最下位に終わったことは記憶に新しい。
それゆえ、セ・リーグ各球団は、交流戦をシーズンの山場のひとつと捉えている。
そんな2016年シーズンの交流戦。セ・リーグ首位に立つ広島は、いかなる闘いを見せるのか? 昨季の交流戦の戦績を踏まえながら、主な対戦相手との見どころを紹介したい。
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■12球団ワースト2位! 鬼門中の鬼門
まずは広島の交流戦での通算戦績を見てみよう。
114勝170敗10分
なんと、これはDeNAに次いで12球団ワースト2位成績なのだ。これまでの年度別の順位は以下の通り。
2005年=11位
2006年=9位
2007年=12位
2008年=6位
2009年=3位
2010年=10位
2011年=12位
2012年=6位
2013年=8位
2014年=12位
2015年=8位
11回の交流戦でAクラスはわずかに3回。最下位の回数も同じく3回。これを見る限り、広島にとって交流戦は鬼門中の鬼門とも言いえる。
2011年には5試合連続完封負けを含む10連敗、2014年も首位から陥落する9連敗を喫するなど、交流戦によいイメージは皆無だ。
しかも、今シーズンの交流戦は、パ・リーグの上位3チームとの対戦からスタートするという、ファンとしては不安でしかないスタートとなる。
そんな広島はパ・リーグと、どのように闘って行くのか? 注目の2カードの見どころを探ってみたい。