電気バス完全走行プロジェクト、2025年はオランダ全土に (2/3ページ)

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しかし、乗客を目的地まで運び届ける任命を持つバスが、ちょくちょく電気切れを起こしてストップばかり、というのでは、なんとも情けない。この問題を解決するため、各バス会社では、充電時間の短縮化やインフラ整備の充実化を、今後第一の目標に掲げていることはいうまでもない。現在、ブラバント地方で行われたテスト運行で判明したことは、片道約5キロの路線を走行速度40キロほどで10回ほど往復する程度ならば、1回・5時間の充電で蓄電量をまかなえるという。ちなみに充電に関しては、各バス停での停車中にバスの屋根部分に設置された接続システム及びケーブルによる接続で充電を行うという。


■ 電気バスのメリットとは?

電気自動車と同様に、電気バス走行のメリットはまだある。そのひとつが、走行時の静寂さだ。前述したオランダのブラバント地方やリンブルグ地方では、街中はもちろんだが閑静な住宅地内を走る道路もバスの運行ルートに入っているため、走行時の騒音がほぼ、ないことは非常に好ましいとされる。その反面、たとえばエンジンの音が静かすぎ、バスの接近に気づかない歩行者が交通事故に巻き込まれることも憂慮されており、耳障りにならないようなクラクションの搭載などをはじめ、どのような解決策が出されるのかに注目が集まっている。

また、トランス・ミッションが不要になるため、バス車体の床下で使用されるべき機械部分が不必要になることから、車体が低くなり、乗降も簡単になる。そのため、特にお年寄りや車椅子を使用する人たちにとっては乗降がしやすいメリットもある。それだけではない。電気バスにはもっと利用価値がある。たとえば災害時などで電気が必要となった場合、充電されたバス自体を、緊急用電源として利用することも可能になるので、交通事故や火災、そして救急時などに活躍するであろう電気バスに、さらなる期待がかけられている。

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