【プロ野球】逃した魚はデカい?日ハムがドラフトで獲得失敗した選手の活躍ぶり

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日本ハムがドラフトで獲得失敗した選手たちの活躍ぶり
日本ハムがドラフトで獲得失敗した選手たちの活躍ぶり

 菅野智之(巨人)が開幕から絶好調だ。6月2日までに10試合に登板して、防御率は両リーグトップの0.56。3・4月の月間MVPにも輝いた成績は立派の一言。

 思い起こせば、菅野は2011年のドラフトで日本ハムが交渉権を獲得。その後、入団拒否となって翌年に巨人入りしたのは記憶に新しい。

 菅野の例に限らず、日本ハムは競合を恐れない「攻めのドラフト」に定評がある。大谷翔平のように大成功をしたケースもあれば、競合くじに敗れたり、入団拒否の憂き目にあうことも。今回は、日本ハムがドラフトで獲得に失敗した選手たちを紹介しよう。

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■過去10年のドラフトで日本ハムが獲得に失敗した主なケース

長野久義(巨人)
~2006年:入団拒否

2010年に新人王、2011年に首位打者、2012年に最多安打のタイトルを獲得。もし陽岱鋼、糸井嘉男(当時在籍)とともに外野を守っていれば、中田翔を1塁に回して豪華すぎるラインナップを形成できただろう。

菊池雄星(西武)
~2009年:抽選はずれ

いまだ完全ブレイクとまではなっていないが、そのポテンシャルの高さは誰もが知るところ。大谷翔平との「花巻東高ライン」の左右先発として、相手を震えあがらせたはず。

菅野智之(巨人)
~2011年:入団拒否

2014年に最優秀防御率とMVPを獲得。また、昨季リーグ2位の6完投も魅力。もし大谷翔平、有原航平と三本柱を形成できていれば、戦う前から「スイープほぼ確定」だ。

松井裕樹(楽天)
~2013年:抽選はずれ

昨季33セーブ、防御率0.87でブレイクした不動の守護神。増井浩俊との左右ダブルストッパーで、試合の終盤を安心して見てみたかった。

岩貞祐太(阪神)
~2013年:抽選はずれ

今季ブレイクした期待の左腕。6月2日までに9試合に先発して、防御率は菅野に次ぐ堂々の0.88。

柿田裕太(DeNA)
~2013年:抽選はずれ

1軍登板はないものの、ルーキーイヤーにフレッシュオールスターゲームに選出。昨季は侍ジャパン・大学日本代表と対戦するNPB選抜に選ばれた。これからが期待の若手。

高橋純平(ソフトバンク)
~2015年:抽選はずれ

小笠原慎之介(中日)
~2015年:抽選はずれ

2013年、悪夢の「松井・柿田・岩貞」のドラフト抽選三連敗に続いて、昨年もこの2人で連敗を食らった。上に挙げた例を見てもわかる通り、高橋と小笠原の将来的な活躍は、もはや決定的なのかもしれない。

 獲得に失敗した選手たちの活躍を見ると、日本ハムスカウトの見る目が確かなことがよくわかる。もちろん、抽選にはずれたことによって獲得できた、現在主軸の選手もたくさんいる。しかし、もしこの中で何人かでも獲得できていれば、鷹の独走を少しは止められた…かも!?

文=サトウタカシ (さとう・たかし)

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