なぜもっとこだわらないの?「タイヤ」の基礎知識まとめました (2/3ページ)

イキなクルマで

タイヤの摩耗を示す「スリップサイン」というものがありますので、これを基準に見てみましょう。スリップサインの位置は、タイヤの側面(タイヤの商品名やサイズなどが刻印されている場所)に4〜9ヶ所ほどあります。

タイヤは路面と接している唯一の部品です。ハンドルを据え切りしすぎるなど、自分の運転のクセなども分かる重要な要素のひとつですので、タイヤからいろいろな情報をつかんでみましょう。

■「タイヤ=黒いゴムの塊」ではない!タイヤの構造や役割とは

タイヤには、

荷重支持機能(クルマ全体の重量を支える)

駆動・制動機能(スムーズに走り、きちんと止まる)

進路保持機能(方向を転換、維持する)

緩衝機能(タイヤ自体がクッションの役割を果たし、快適な乗り心地を実現する)

という4つの役割があります。

またタイヤは大きく分けて「トレッド」「ショルダー」「サイドウォール」「ビード」という4つの部分から構成されます。それぞれに強度を上げるため、鋼製のワイヤーや石油由来の樹脂などを使った繊維などが複雑に織り込まれているのです。

トレッド部・・・路面と直接接する部分で、パターンと呼ばれる溝などが刻まれている。

ショルダー部・・・トレッド部やタイヤ内部の熱を発散する役割がある。

サイドウォール部・・・タイヤが最もたわむ部分。スムーズに屈曲することで衝撃を吸収。

ビード部・・・ホイールと組み合う部分。タイヤとホイールのリム部を固定する。

これら4つの役割や強度が保たれ、専用にチューニングされたタイヤは自動車メーカーで製造される新車に組み込まれることが多く、OE(オリジナル・エクイップメント)タイヤと呼ばれています。タイヤを交換する際は、このOEタイヤを基準に選んでいくといいでしょう。

タイヤがただの黒いゴムの塊ではないことが、よくわかりますね。

■タイヤ選びのコツ~軽自動車・普通車編~

燃費がいいクルマが最も多いジャンルです。

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