なぜもっとこだわらないの?「タイヤ」の基礎知識まとめました (3/3ページ)
ここでのタイヤ選びのコツは「転がり抵抗が少ないこと」「音が静かなこと」になるでしょう。タイヤのたわみが少なく真円を維持できる強度を持ち、かつ軽いタイヤが有利になります。
低燃費タイヤはどのメーカーも最も力を入れているジャンルですので、選択肢は多いです。タイヤに貼られたラベリング(燃費性能やウエット時の性能を表したもの)などを参考にし、OEタイヤ以上の性能のものを選びましょう。
また音の静かさに関しては、内部構造を工夫(吸音スポンジを内蔵するなど)しているものもあります。
■タイヤ選びのコツ~スポーツカー編~最近は自分のクルマでサーキット走行などをする方が増えてきました。スポーツカーにおけるタイヤの重要な要素は「剛性が高いこと」「発熱が早く、グリップが長時間維持できること」に絞られます。
「剛性」とは、主にサイドウォール部の強度を指します。ここが高くなければコーナリングで腰砕けの体勢になってしまい、思ったようなラインがトレースできません。
またタイヤは発熱し、ゴムを削り(溶かし)ながら転がっているので、好タイムを効率よく狙うなら発熱が早いタイヤが有利でしょう。
■タイヤ選びのコツ~ミニバン・SUV編~背の高いミニバンやSUVで最も気になるのは、「コーナリングやレーンチェンジ終了後のフラつき」ではないでしょうか。また「横風によるクルマのフラつき」もあります。「ミニバン専用」と謳われているタイヤは、これらの問題を主にサイドウォール部の剛性を確保することにより克服しているものが多いです。
またパターンを専用のものにすることで、クルマからかかる荷重を均一にする工夫なども行われている商品もあります。
最近ではネット通販が発達したため、さまざまなブランドのタイヤが安く手に入ります。しかし、本当に自分のクルマに合っているタイヤはほんの一握りです。
「安全を買う」という意味で、多少高くてもこだわってクルマの性能を落とさないものを必ず選びましょう。それが、クルマを運転する者の責任と言えるのではないでしょうか。
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