大学生にも便利なネットショッピング、一番購入されている商品はなに?

学生の窓口

大学生のみなさんは、ネットショッピングをよく利用しますか? 「かわいい洋服を見つけたからポチっと」とか「クレジットカードのポイントを貯めるためになんでもネットで」という人もいるかもしれません。今や若い世代において、ネットショッピングは常識になっているところもあります。そんな実態を、総務省統計局のデータからくわしく見てみましょう。

■約25%の世帯でネットショッピングを利用

データによれば、2人以上の世帯において、ネットショッピングを活用している割合は25.5%となっています。4世帯に1世帯はネットショッピングをしているということですね。「案外低い」と思われるかもしれませんが、20代~40代に限ってみるとほぼ半数の割合となっており、若い人ほど利用する傾向にあるようです。

確かに「現物を見て買いたい派」にとってはネットショッピングは信用できないと感じるので、上の世代の人は使いにくいのかもしれませんね。

なお、利用した世帯の平均支出額は31,062円となっており、生活費や遊興費の中でネットショッピングの占める割合がかなり高くなっていることがわかります。ネットショッピング全体の市場規模を推計してみると、約4兆9千億円という莫大な数字になります。

■旅行関係費のネット利用率が高い

それではネットショッピングを利用する人は、どんなものを購入しているのでしょうか。

最も多くの人がネットショッピングを利用しているという品目は「旅行関連費」で、17.5%の人が回答しました。ホテル代や新幹線といった運賃、また格安パックなども含まれます。旅行関連の予約はネットで行うのが圧倒的に便利で安いため、予約サイトを通じてネットで購入する人が多いのでしょう。ネットショッピングをあまり利用しないとされる高齢者も、旅行関連費はネットだという世帯が多く見られました。

旅行関連費に次いで、「食料」が13.3%となりました。毎日の食料はスーパーで購入するという一人暮らしの大学生も、持ち運びが面倒なお米やお水はネットショッピングという人もいるでしょう。また、食の安全や健康増進、満足度を優先させると、宅配野菜などを利用する人も増えているよう。共働きの家庭や高齢世帯にとっても、わざわざ買い物に行かず食料が家に届くというのは非常に便利なものです。

次いで「衣類・履物」、「家電」が約10%程度になっており、これらは比較的若年世代において割合が高くなっているようです。「現物を見て買いたい派」にとっては信じられないかもしれませんが、試し履きが必須と思われている靴でさえ、ネットショッピングを利用する人もいます。利用方法も変化してきており、「合わなければ無料で返品可能」のところもあるため、ネットショッピングならではの失敗をリカバリーすることができるようになってきています。

■ネットショッピング利用は右肩上がり

ネットショッピングの利用割合は、平成14年では5.3%と少数派でしたが、そこから右肩上がりに上昇を続け、平成27年では25.5%に達しました。同時に一世帯あたりのネットショッピング支出額も右肩上がりで、平成14年から約7倍になっています。ネットショッピングを利用する人も増えたし、もともと利用していた人も利用額がアップしてきているということでしょう。今後も、「どこで買っても同じ」になる品目や、販売方法の多様化によって安心して購入できるものは、ネットショッピング利用が充実していくでしょう。

携帯電話がスマートフォンに代わり、インターネットへの接続がより簡単になってきている昨今。ネットショッピングのシステムも進化してきているので、今まで利用したことがなかった大学生も試しに利用してみれば、便利さに感動するのではないでしょうか。

文・ファナティック

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