​​便利だけど目上の人にはNG! 「なるはや」の代わりに使いたい会話表現

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大学生のみなさん「なるはや」という言葉は使っていませんか? これは「なるべく早く」の省略形です。便利なのでついつい目上の人にも使ってしまいそうですが、それはもちろんNGです! 今回は「なるはや」を言い換える言葉についてご紹介します。

■「なるはや」の曖昧さ

「なるべく早く」と指示されたとき、あなたならどのくらいの速さで処理をしようと思いますか? 10分以内だったり1時間以内だったり「なるべく早く」の捉え方は人それぞれです。時間を指定せずに「なるべく早く」と言われても「いつまでに」というのがわからないと、物事の優先順位がつけられません。期限があるものに対しては優先順位をつける必要がありますが、「なるはやで」だけではどうしたらいいかわからないですよね。

■具体的な期日を指定する

誰かになにかを依頼する場合は「なるはやでお願いします」では当然NGです。「なるべく早く」と言い換えてもNG。曖昧な表現は避けるべきです。「なにを」「誰に」「どのように」はもちろんですが「相手の都合のいいときに」ではなく「○月○日までに」と具体的な期日を示しましょう。依頼を受ける方も仕事の優先順位が立てやすくなります。

■「至急」の場合

「なるべく早く」が実は「至急」の用件だった場合もありますよね。そんなときには迅速な対応をしてもらうために「至急、ご回答いただけないでしょうか」など「至急」というフレーズを入れましょう。相手に「急ぎの用件なんだな」とわかってもらえるので、その後の仕事の流れがスムーズになります。バイトで発注を頼むときなどは「すでに納品予定日時を大幅に過ぎております」などのフレーズを組み合わせるのもいいでしょう。

■期日を相手が指定する場合

こちらが依頼する側でも「期日は相手に合わせる、でも『できるだけ早く』依頼したい」という場合がありますよね。そんなときは「できるだけ早く」というフレーズが便利です。たとえば「○○作成の件で、できるだけ早くお願いしたいのですが」と「早くしてほしい」という意思表示をした上で「いつまでにご返答いただけますでしょうか」と、返答の期日を具体的に示してもらうために「いつまでに」という言葉を入れましょう。

「なるはやでお願い!」と言われても、人によって「なるべく早く」の時間が違います。指示する方もされる方も「○月○日までに」と明確な期日を設定するようにしましょう。きちんとした期日を提示することで、コミュニケーションもきちんととれます。ぜひ大学生のみなさんは参考にしてみてくださいね。

文・ファナティック

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