【どっち派?】エアコン派vsエアコン使わないエコ派!アメリカとヨーロッパのバトル始まる! (3/4ページ)
例えば冷たい空気は地下からあがってくるが、ヨーロッパでよく見かける分厚いブロックの壁のせいで、暑い空気が外からあまり入ってこないというのだ。
我慢をしないアメリカ人にとってもエアコン使用が間接的に悪い影響を与えている。エアコンからの冷たい空気を室内に保つためにバルコニーやポーチを作らず、天井の低い部屋で無理矢理に仕事効率をあげさせられていると、雑誌「エコノミスト」は言っている。つまり、アメリカ人は確かに涼しいところで快適に仕事ができるが、その反面、多くの仕事をこなさなければならずストレスが多いという。
長い目でみると、アメリカ人のエアコン中毒はさらに悪いことがある。アメリカにとって、他国に対してエネルギーの消費を抑えるように強く言う事ができなくなるということだ。
「つまりアメリカは、大きくて、金持ちで、暑い国なんです」とコックスは語った。「ただし、インドやインドネシア、ブラジルなどの暑くて湿気のある国々がアメリカと同じようにエアコンを使いだしたら、彼らの国の100パーセントのエネルギーをエアコンにだけ使わなくてはならなくなるし、他の国からもエネルギーを借りることになってしまう」と続けた。
それだけではない、インドでは2007年時にはたった2パーセントしかエアコンを使用していなかったのに、近年ではその数が尋常でない増え方をしている。中心都市であるムンバイだけで考えても、すでにアメリカ全体の4分の1に相当する程度までエネルギーの使用が増えているという。
現在成長を続けている国々が熱帯地域にあるということも理由の1つではあるが、もしも彼らがヨーロッパ人のようなエコな生活ではなく、皆がアメリカ並みにエアコンを使うようになったら、2050年までにエネルギー使用料は10倍になるといわれている。
日本でもオフィスでのエアコンの温度設定を高くして一見するとエコに見えるが、結局小型の扇風機をデスク周りに設置するなどしているため、もしかするとエネルギーの消費はそれほど減っていはいないのかもしれない。また、暑さの中で作業効率が落ちたり、暑すぎるのは健康にも良くないため、エアコンの使用を訴える声もある。