布団に入って1分で眠れる人は危険!知られざる睡眠不足のサイン (2/4ページ)
なお、認知症発症に関係するのは、睡眠時間だけではなく、睡眠の質も重要です。睡眠効率が悪い人は、睡眠の質がよい人の5倍以上、初期のアルツハイマー型認知症を発症する可能性が高いこともわかってきています。
ただし午後3時までに30分以内の昼寝をすれば、発症リスクを5分の1に下げられることも報告されています。
ときには無理をしなければいけない日もありますが、昼寝も取り入れながら、睡眠不足は質、量ともに解消しておきたいものですね。
■睡眠不足はがんや心臓病の原因にもなっている
睡眠不足や質の悪い睡眠は、がんや心臓病など、さまざまな病気の原因になっていることも判明しています。
現在の日本では、深夜勤務や交代勤務など、24時間常に誰かが働いています。しかし深夜勤務の女性は乳がんや大腸がん、男性は前立腺がんの発症率が高いという研究データが報告されているのです。
原因は、睡眠とホルモン分泌の関係にあると考えられています。
睡眠を促すホルモン「メラトニン」は、性ホルモンの分泌を抑制する作用があるため、「メラトニン」の分泌が減少すれば、性ホルモンの分泌が増加します。よって乳がんや子宮がん、前立腺がんの発症を促してしまうというわけです。
逆に、深い眠りのときに分泌が高まるのが成長ホルモン。傷ついた細胞を修復したり、免疫力を上げたりする働きがあるので、十分な睡眠ががん予防には有効なのです。
また、毎日の睡眠時間が5時間以下の中高年は、7~8時間睡眠の人と比べて、高血圧の発症率が2倍になることもわかったそうです。
世界の睡眠時間の調査によれば、日本は韓国に次いで2番目に短い国。とくに40代女性は世界一睡眠時間が短いとか。
睡眠を大切にする習慣こそが、健康を維持し、病気から自分を守ることにつながります。
■最適な睡眠時間は年齢と共に変わっていくもの
8時間睡眠がベストなのは、じつは10代前半まで。加齢とともに、必要とする睡眠時間は短くなっていくのが一般的です。