どうして子どもは言葉を話せるようになるの?ローマ皇帝が行った「ある恐ろしい実験」衝撃の結果とは!?
子どもが2歳くらいまではまだ言葉がはっきりしません。何を聞いてもウニャウニャウニャ……。
「子どもは理解していないから、あまりたくさん話しかけても無駄」なんて思ってしまうママもいるのではないでしょうか。
では、どうして子どもは言葉を話せるようになるのでしょうか?
そこで今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子が、古代ローマ帝国時代に皇帝が行ったある実験の話をもとに、“赤ちゃんへのコミュニケーションの大切さ”についてお話します。
■子どもが喋る言葉は「氷山の一角」
氷山の90%は水面下にあります。だから船長が水の上に出ている部分から水中にある巨大な氷の塊を推測して舵をとるのはなかなか困難です。
氷山との衝突事故はあの有名な映画にもなった“タイタニック号の沈没”の実話もあります。
実は子どもが喋る言葉も氷山の一角なのです。
たいていの親であれば、0歳のわが子が生まれて1年間は何も言葉が喋れなくても、その表情から周りのことをよくわかっていることに気が付くことが出来ます。
ですから、はっきりとした反応がなくても黙ってオムツ交換したり食事を与えるのではなく「おしっこたくさん出たね、新しいオムツに変えようね」「お腹空いたね。ご飯食べようね。」「美味しいね」と話しかけます。
そばで見ていると独り芝居しているようで馬鹿みたいに見えますが、実は赤ちゃんとママはしっかりコミュニケーションをとっています。
■ローマ帝国の皇帝が赤ちゃんに行った「恐怖の実験」とは?
でも、目に見える形にならないとわからないママがいたとしたら「この子はまだ言葉が喋れないからわかっていないだろう」と勘違いしてしまいます。
中には「喋りかけでも無駄」と思ってしまう人もいるかもしれません。
こんな実験があったそうです。
神聖ローマ帝国の皇帝、フリードリッヒ2世が
「どうして子どもは言葉を話せるようになるのか。生まれつき持っている能力なのか。誕生後、成長しながら獲得するものなのか。」
と疑問に思いました。
そこで皇帝は国中の生まれたばかりの孤児を集め、十分な食事と清潔な環境だけを与えて育てることにしました。
ただし、赤ちゃんの世話をする人々に次の3つのことを命じました。
(1)赤ちゃんに言葉をかけてはいけない
(2)無表情で接する(笑顔を見せない)
(3)赤ちゃんが声を発しても言葉で答えてはいけない。
結果、赤ちゃんは言葉を話すどころか全員、死んでしまったと言います。この実験は“恐怖の実験”との話として伝えられています。
■赤ちゃんにはドンドン話しかけましょう
赤ちゃんに声をかけると嬉しそうな顔をします。自分が泣いたり笑ったりしたとき親や祖父母、保育士など愛情を持って自分に話しかけてくれる大人の言葉を聞き、それに反応しようとします。
先の実験の環境は意図的にしか作られませんが、実際耳から入ってくる言葉が極端に少なかったり言葉使いが悪かったり、存在を否定するような言葉だったりした場合、子どもは言葉の獲得どころか身体も成長せず、生きていく力さえ失うこともあるのです。
いかがでしたか。
大人だって本を読んだりセミナーに参加して頭では理解したつもりでも、それを誰かに伝えようとするとシドロモドロになってしまうことってよくあります。理解していることをすべて表現できないのが普通です。
子どもが幼かったら尚更です。表現できることは理解していることの一部と思い「子どもはわかっていない」とは思わないようにしましょうね。
【画像】
※ Monkey Business Images、Pete Klimek / Shutterstock
【著者略歴】
※ 立石美津子・・・専門家ライター。32歳で学習塾を起業。現在は保育園、幼稚園で指導しながら執筆・講演活動に奔走。自らは自閉症児の子育て中。著書に『一人でできる子が育つ「テキトーかあさん」のすすめ』『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』『読み書き算数ができる子にするために親がやってはいけない104のこと』『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』『「はずれ先生」にあたった時に読む本』『〈マンガとQ&Aで楽しくわかる〉1人でできる子になる 「テキトー母さん」流 子育てのコツ』