本当にあるの!? 都市伝説になっているアルバイト4つ「死体洗い」「訳あり物件に住む」 (1/2ページ)
大学生のみなさんの多くはアルバイトをしているでしょう。家庭教師、コンビニや飲食店で働くといったアルバイトが多いのではないでしょうか。世の中にはいろんなアルバイトがあるものですが、なかには「実在するのか疑問」なんて思う職種もありますよね。 今回はそんな都市伝説と化しているアルバイトについてご紹介します。
●死体洗いのアルバイト
解剖学研修のために医学部には死体がストックしてあり、メンテのためにそれを洗うアルバイト、とされます。実際にはこのような目的でアルバイトを募集することはなく、いかにもありそうに語られることが多いですが、あくまでも都市伝説。大江健三郎先生の小説『死者の奢(おご)り』(発表は1957年)に登場してから、それに尾ひれが付いて都市伝説となったのではないか? と考えられます。1957年からもう半世紀以上もたつわけですから、ある意味人気のアルバイトといえるでしょう。存在しませんが。
●死体を整えるアルバイト上と似ていますが、こちらは「葬儀のために死体を整えるアルバイト」です。お棺にご遺体を収めるために必要な作業を行う専門の職業として、映画『おくりびと』で注目された「納棺師」があります。葬儀社に勤める人に伺ってみましたが、納棺師は経験と技術が求められる仕事ですが、納棺師のアシスタント募集という求人は普通にあります。「研修があるので安心」といったキャッチコピーがよく見受けられます。
●治験のアルバイト新薬の効果を測るために、一定期間人を拘束(施設で生活するなど)して投薬を行い、データを取ります。最近では「治験アルバイト」「治験モニター」よりも「治験のための有償ボランティア」という名称となっています。このようなアルバイトは実際にあります。健常者を募集するものと、その新薬がターゲットとする病気に罹患(りかん)している人を募集するものがあります。「4泊×4回 + 通院1回で32万円」といった高額な報酬が支払われることも多いため、人気のアルバイトとなっています。