次世代モビリティー「ILY-A」が伊勢志摩サミットに登場 時代を変える製品となるか (1/2ページ)
カール・フォン・ドライスが19世紀初旬に発明した「ドライジーネ」は、のちに改良を施され自転車となった。この自転車というモビリティーが後世にどれだけの影響を与えたかは、もはや説明不要だろう。
スティーブ・ジョブズは「我々は電話を再発明した」と語ったが、自転車の「再発明」もすでに行われているかもしれない。
しかもそれは、日本国内の話だという。
■ 全年齢層が対象

アイシン精機が開発した『ILY-A』は、先日の伊勢志摩サミットにおいても報道陣に公開された。
この新しい乗り物は、用途に応じて4つの形態に変形することができる。ある時はセグウェイのようなタイプに、またある時はバイクに化けることもできる。そして買い物の際にはカートとしての変形も可能だ。

このILY-Aが目指すところは「若者からシニアまで」である。
今回は伊勢志摩サミット取材会場でブース展示を担当していた、アイシン精機の大西佳寿恵氏に話を聞いた。
「このような乗り物はILY-Aが初めてというわけではないのですが、従来のものは対象の年齢層が特化していました。若者に注目はされるけれどご高齢の方々には見向きもされない、という感じです」
確かに、こうした新世代モビリティーを全年齢層に普及させるのは至難の業である。セグウェイに乗りたいという高齢者は少ないだろうし、またシニアカーに好んで乗る若者も存在しない。
■ ゲームと同じ操作感覚
ILY-Aの操作機構は、至って単純だ。
「動かし方はポーダブルゲームと同じです」
大西氏はそう言った。