志望動機で「御社で勉強させていただきたいです!」はNGってほんと? その理由は?

就活スタイル

働き方が多様化している現代社会で、「入りたい!」と思う会社が、必ずしも「ずっと勤めたい会社」というわけではありません。なかには「そこでしっかり勉強して、次へのステップアップへとつなげたい」と考えている人もいるでしょう。しかし、面接の際に「御社で勉強させていただききたいです!」などと答えたら即NG。では、なんと伝えればいいのでしょうか?

■勉強したい! でもそれはNG

一つの会社にずっと勤めることがスタンダードではなくなり、スキルアップのための転職も当たり前になった昨今。就職先を探す際に、「ここだったら、私が勉強したいことをしっかり勉強させてくれそう」という理由で会社をピックアップする人も多いことでしょう。しかし、面接の際に「どうしてこの会社に入りたいのか?」と面接官に尋ねられ、「勉強がしたいから」と答えたら落とされてしまいます。

■会社は学校ではない

会社とは、仕事をする場。勉強をするための場所ではありません。面接官に堂々と「勉強がしたい!」などと言ってしまうと「なぜうちが給料を払いながら勉強させてやらなきゃならないんだ」ということになります。したがって、志望動機に「勉強したい」はNGなのです。本当に勉強がしたくても、それを伝える必要はありません。

■会社はアウトプットの場

会社は、自分の能力や経験、労働力を提供し、その対価にお給料をくれる存在です。それゆえ、ここでなにかを得てさらに給料をもらう、というのは理にかないません。仕事とは、自分の労働力を提供すること。つまりアウトプットです。職場はアウトプットの場、インプットの場ではありません。面接では、その点をきちんと理解していることを伝えなくてはなりません。会社のことを「お給料以外のものも得られる場所」と最初から思い込んで就職活動をすると、痛い目を見るのは自分自身です。そういった勘違いをしている人材を、会社は求めてはいません。現実をきちんと理解している人材が欲しいのです。

志望動機を考えるのは、よほど強い希望がない限り、なかなかそれらしい答えを用意するのが難しいと思います。だからと言って、単純に「勉強がしたいから」などと書いてはいけません。思っていても伝えない。会社とはあくまで「アウトプットの場」。自分の労働力を提供することをしっかり念頭に置いて、志望動機を考えましょう。

文・ファナティック

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