セルジオ越後が主張する「日本サッカーをダメにしている制度」とは? (1/2ページ)

新刊JP

『補欠廃止論』(ポプラ社刊)
『補欠廃止論』(ポプラ社刊)

リンカップサッカー2016ではボスニア・ヘルツェゴビナに敗れて2位となったサッカー日本代表。やはり世界の壁の厚さを感じるが、一方でこの状態が長く続いているようにも感じる。

「日本サッカー界、日本の団体スポーツが強くならないのは、補欠制度のせいではないか」
「補欠は廃止すべき」

そう提唱するのは、辛口サッカー解説でおなじみのセルジオ越後氏だ。

『補欠廃止論』(セルジオ越後著、ポプラ社刊)には、日本の団体スポーツが世界で活躍できないのは「補欠制度」が原因とし、学校教育とスポーツを変える新提言をセルジオ氏が提言する。

■サッカー人口は本当は増えていない!

セルジオ氏が指摘する「補欠」とは、ベンチにも入れない選手のことを指す。ベンチに入ることができるのは「控え選手(リザーブ)」。日系ブラジル人としてブラジルで育ったセルジオ氏は、26歳のときに初めて日本に来て、「補欠」という制度があることに驚いたという。なぜなら、ブラジルには補欠がないからだ。

なぜ、セルジオ氏は補欠廃止を訴え続けているのか。それは責任を感じているからだと述べる。

セルジオ氏はJリーグが立ち上げられる前から20年以上、日本でサッカーの普及活動をし、約60万人の子どもたちと接してきた。

1993年にJリーグが誕生し、漫画『キャプテン翼』の人気も後押しし、サッカーは急なブームになった。今では海外クラブに多数の日本人選手が所属し、サッカー人気は高い。

しかし、実際には、日本サッカー協会に登録する「補欠の子」が増えただけで、本当の意味でのサッカー人口は増えていないとセルジオ氏は言う。なぜなら、試合に出場できる人数の枠が変わっていないからだ。

■ブラジルのサッカーが強い理由

サッカー強豪校なら、部員数が100人を超えることは珍しくない。部員数が増えたところで、全国サッカー選手権大会の選手登録できるのは20人のみ。試合に出なければ試合勘は育たないし、うまくならない。

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