少子化と言うけれど……実際子どもの数ってどれぐらい減っているの? (1/2ページ)

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日本は少子高齢化社会となっています。子どもが減って、次第に働き手が減っていく中で、社会保障をどのような制度にしていくのか真剣に考えなければなりません。ところで「子どもが減っている」とは言いますが、実際にどの程度減っているのでしょうか? 今回は総務省統計局の「人口推計」のデータから見てみましょう。

■日本の子どもの数は34年連続で減少、割合は41年連続で減少!

2015年4月1日現在で、日本の15歳未満の人口(子ども)は、1617万人でした。前年に比べて16万人減っており、なんと34年連続で減少しています。日本人口に占める割合は12.7%で、これも41年連続で減少しています。待機児童が問題になる中で、着実に子どもの数が減っていることがデータ上で明らかになっています。

子どもの割合は、戦後の1947年~1949年の第1次ベビーブーム期の直後には総人口の3分の1を超えていました。いまの若い世代には信じられないほど、子どもが多かったのです。しかしその後は減少し、第2次ベビーブーム期(1971年~1974年)に少し回復したものの、1975年からは連続して割合低下が続いてきました。ちなみに子どもの男女比は、現在では男性の方が5%多くなっています。

■他の国の子どもは多いの?

日本が少子高齢化と言われる中で、他の国はどうなのでしょうか。国連人口統計年鑑(2013年)によると、日本に次いで子どもの割合が低いのはドイツで、人口に占める子どもの割合は13.1%だそうです。日本とほとんど同じですね。お隣の国、中国はというと16.5%です。一人っ子政策を実施したこともあって、日本のベビーブーム期のように多いということはないようです。アメリカは19.3%と、先進国の中では比較的高い水準となっています。

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