本業サッカーは不調なのに?長友佑都”アモーレ”連発に「もう飽きた」の声 (2/2ページ)
それでも、「アモーレ」騒ぎは止む気配がない。長友は6月16日にSNSで「運動・食事・精神」を事業の柱にする株式会社Cuore(クオーレ)の設立を発表。翌17日の記者会見では「遠距離って本当に大変。好きで会えないのはつらい」などとこぼして報道陣の注目を集めた。20日放送の情報番組『スッキリ!!』(日本テレビ系)のインタビューでも「彼女となら最高の人生が歩める」と発言し、さらに番組サイドから「アモーレ平愛梨クイズ」を出題されて全問正解している。
一方、肝心の本業は陰りも見える。キリンカップではブルガリアに7-2と大勝したものの、7日のボスニア・ヘルツェゴヴィナ戦ではアラが目立ち、自身が攻めてスペースのできた左サイドを狙われてピンチを招いた。結果、後半25分に槙野智章(29)と懲罰的に途中交代させられている。
一部サッカー専門メディアが「左の長友が戻り切れていなかった」と指摘するだけではなく、バヒド・ハリルホジッチ監督(63)も「何人かの選手は既に頭の中がバカンスだったのかもしれない」と皮肉り、特に長友についてはプレイが「バカ正直だ」と怒りを露わにしたという。
所属するインテルでは2019年6月30日まで契約を延長したばかりだが、チームには長友と同じ左サイドバックや左サイドハーフでプレイするトルコ代表のジャネル・エルキン(27)が新加入。ロベルト・マンチーニ監督(51)はサイドバックの強化を望んでおり、長友は今だに完全な信頼は得られていない様子も見受けられる。
「インテルは中国の蘇寧電器グループに株式の68.55%を譲渡し、事実上、経営権を売り渡しました。チャイナマネーが注入されて、今まで以上に実力のある選手が獲得しやすい環境になりました。エルキン以上の選手が今後続々と移籍してくる可能性は低くありません。これまで何度となく熾烈なポジション争いを勝ち抜いた長友選手も、これから数年は再び正念場を迎えるでしょう」(前出・関係者)
17日の記者会見で長友は「欧州のトップでやれるだろうなという若い選手は、今のところいない」と辛口だったが、夏のバカンスシーズンが終わったら「アモーレ」騒ぎの反感が強まり、チームでも日本代表でもポジションも奪われる……なんてシナリオを迎えなければよいが。
- 文・佐々木浩司(ささき・こうじ)
- ※1980年群馬県生まれ。スポーツ誌の契約記者を経てフリーに。現在は主に、週刊誌やビジネス誌で活動中。得意分野は芸能、プロ野球、サッカーなど。主な著書に『洗脳のすべて』(宝島社)など。