1万人超の起業家と接してきた講師が教える「賢いお金の借り方」 (2/3ページ)
銀行はお金を貸して利子をとる商売なので、優良な会社にはどんどんお金を貸したいと考えるもの。
だから、銀行からお金を借りて、着々と返済していく。そうすれば銀行に恩を売ることができて信用枠も拡大するため、今度はより大きな金額の資金を調達することも可能になるというわけです。
■起業家の「無借金経営だから」は危険
ちなみに「うちの会社は無借金経営だから」と胸を張る起業家を見かけることがありますが、そういう会社は銀行からの融資の誘いも断ってしまうのが特徴。
つまり、いざお金が必要になって融資をお願いしたいということになっても、銀行は救いの手を差し伸べてくれないのです。
いわば起業家は、銀行から借金をできるようになって、ようやく一人前。
実際に銀行から借りるかどうかはケースバイケースであるものの、少なくとも「借金は悪だ」と決めつけている限り、事業を大きくするのは困難だということです。
■起業家にとって現金はガソリンと同じ
もちろん、どんなビジネスをはじめるかにもよるでしょう。しかしそんな理由があるからこそ、起業する人は、最初からある程度の融資を受けた方がいいと著者は考えているそうです。
「融資を受けて失敗したら、借金まみれの生活になってしまう」と尻込みする人もいるでしょうが、見込みのない事業計画であれば銀行はお金を貸してくれませんし、その程度の覚悟では成功はおぼつかないと著者は釘を刺します。
そして、「起業家にとって、現金はガソリンのようなもの」だとも表現しています。満タンだったら、最初から全力で突っ走ることができるということ。
しかしガソリンが少ししかなければ、なにをするにもおっかなびっくりになってしまい、成功のタイミングを逃すことも。せっかく目の前に大きなチャンスがあるのに、お金がかないから動けないというのでは、成功するはずのビジネスもうまくいくはずがないわけです。
■お尻に火がつかないと全力は出ない!
なお、起業する際に借金をするメリットは、もうひとつあるそうです。