1万人超の起業家と接してきた講師が教える「賢いお金の借り方」 (1/3ページ)

Suzie(スージー)

1万人超の起業家と接してきた講師が教える「賢いお金の借り方」

『1万人を見てわかった 起業して食える人・食えない人』(松尾昭仁著、日本実業出版社)の著者は、経営コンサルタント、セミナー講師として、1万人以上の起業家及び起業家予備軍と接してきた実績を持つ人物。

そんなキャリアの裏づけがあるからこそ、企業の魅力やメリットばかりをクローズアップする世の中の流れには危機感を感じているようです。

なぜなら華やかなイメージとは大きく異なり、独立して成功して食べていくのはとても難しいことだから。多くの人が起業して成功をつかもうと努力するものの、現実的にはその大半が、夢の途中で挫折する結果になってしまうと主張しているのです。

しかし、起業して食べていける人と失敗している人がいる以上、両者の間にはなにか明確な差があるはず。

この点について、起業がうまくいかない最大の理由は、サラリーマン時代の思考と行動原理を引きずったまま行動してしまうことだと著者はいいます。

とすれば、起業で成功するためには、「起業家の思考と行動原則」を身につける必要があるということになるでしょう。

そこで本書はそんな考え方をもとに、起業に成功する人が「必ずやっていること」と「やらないこと」を示し、起業家体質の人の思考や行動パターンを紹介しているわけです。

きょうはそのなかから、「借金」についての考え方に焦点を当ててみましょう。

■食える人は「借金は信用」だと考える

「借金は悪である」という価値観を持っている人は、決して少なくないはず。しかし成功する起業家はそう考えず、むしろ「借金は信用」だとプラスに考えるのだそうです。

なぜなら起業家にとって、事業拡大のために借り入れできるということは、社会的信用を得られた証になるから。

銀行や投資家から「この事業はうまくいきそうだ」と思ってもらえるからこそ、お金を出してもらえる。逆にいえば、見込みのない事業であったとすれば、お金を借りることはできないわけです。

著者の知人の起業家には、お金があるときにあえて銀行から借りる人もいるそうです。

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