サンスポ、水戸正晴の万券を生む血統論「シュヴァルグランが波乱を起こす」 (2/2ページ)
00年以降、連対した8歳以上の馬はいないだけにカレンミロティック、ヒットザターゲットは厳しい戦いを強いられそうだ。
穴党としては、わずかでも不安が残るドゥラメンテを中心視するわけにはいかない。狙いはシュヴァルグランだ。充実一途、勢いに乗る4歳馬に期待しないわけにはいかないだろう。過去16年間で4歳馬は半数以上の9勝(2着5回)と圧倒的。しかもシュヴァルグランの実績を見ると、今が旬ということがわかる。
前走の天皇賞は、展開も不向きで差のない3着に敗れたが、初めて背負った58キロが微妙に響いてもいた。しかし昨秋以降、崩れることなく1戦ごとに地力強化され、一気に重賞ウイナー(GII阪神大賞典)になってみせた。素質を高く評価されながら、体質的にひ弱さが災いして凡走を繰り返していた3歳春までがウソのような躍進ぶりだ。
友道調教師は、GI初制覇への手応えを感じ取ってか、期待感たっぷりにこう話す。
「まだまだ、よくなりますよ。この中間も順調そのもの。相手は強いが、楽しみのほうが大きい」
1週前の追い切りも実にリズミカルで、仕上がり状態は、まず文句なし。ならば、血統がモノを言うはずだ。姉はご存じヴィルシーナ(GIヴィクトリアM連覇)。4代母は世紀の名牝グローリアスソング(GI4勝)で、シングスピール(ジャパンCなどGI4勝)、ダノンシャンティ(GINHKマイルC)など近親、一族に活躍馬がキラ星のごとくいる良血。良馬場条件に大きく狙ってみたい。
なお、道悪になったらマリアライトが大勢逆転だ。今期、2度使われて大幅良化。とにかく、ここを目標にしてきただけに、まずは完璧と言っていい仕上がりだ。