天才テリー伊藤対談「山本晋也」(4)またあのレポートをやってほしいな (1/2ページ)

アサ芸プラス

天才テリー伊藤対談「山本晋也」(4)またあのレポートをやってほしいな

テリー カントクの仕事では、やっぱり「トゥナイト」での夜の店のレポートも印象的ですよね。当時のお話もぜひ聞かせてください。

山本 ああ、あれは今でも40代ぐらいの男の人たちに「カントク、観てました!」って声をかけられますね。「えっ、お前、その時、中学か小学校の高学年だろ?」って訊くと、「はい、その時間になると起き出して、コタツに隠れて観ていました」なんて言われてね(笑)。

テリー いや、当時の男性はみんな観てましたよ。反響もスゴかったんじゃないですか?

山本 ちょうど80年代になって、歌舞伎町にノーパン喫茶やのぞき部屋なんかができて、世の中大騒ぎになった頃だからね。僕自身も何だかわからないけど、映画に使えるかもしれないと思って、まずのぞき部屋に入ってみたんですよ。

テリー なるほど、一種のロケハンですね。

山本 のぞき部屋っていうのは、360度マジックミラーに囲まれた部屋で女の子が芝居をするわけです。部屋に女の子が入ってきて、着替えたり化粧を落としたりして、寝るまでの生活を見せる風俗なんだなと。そこからさらに4、5年たつと、ボタンを押すと女性が部屋に入ってきてシコシコしてくれたり、くわえてくれたりっていうふうに進化していくんですけどね。

テリー そんな風俗、世界のどこにもないですよね。

山本 よく覚えてるのは、そののぞき部屋(の控え室)に「セックスは清く正しくいやらしく」って書いてあって、僕、それ見た瞬間に吹いちゃった。「いい言葉だなぁ」と思って(笑)。

テリー 「清く正しくいやらしく」! それ、大事なことですね(笑)。

山本 うん、そういう部分も含めて、当時の風俗はおもしろかったね、視聴者の反応もスゴかったですよ。それから当時は、風俗の子がおもしろかった。

「天才テリー伊藤対談「山本晋也」(4)またあのレポートをやってほしいな」のページです。デイリーニュースオンラインは、山本晋也週刊アサヒ芸能 2016年 6/23号映画監督トゥナイトテリー伊藤エンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
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